2008.07.15

翡翠原石館(終)

昨日の続き:やっと終了です.

暴風雨に閉じ込められたわれわれは翡翠原石館の内部をつぶさに見学したわけです.

#それにしても翡翠原石館のドメイン「hi-su-i.com」はものすごいなぁ

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明るい吹き抜け(写真は再掲)を持つ一階に入ると,そこが受付.700円払って入ります.館の大きさに比べると高額に感じるかもしれませんが,内容はなかなかのもの(ちなみに,紅茶をサービスしてくれます).受付の人に自分はクライマーなのでヒスイ峡は行ったことがあると立ち話.


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二階は明るい展示室.原石がごろごろしていて,コレクターの場となっているそうです.館の主らしき人がなにやら商談をやっていました.

一階から二階に上がる階段の脇には,翡翠を中心に鉱石を大量に使ったモザイク壁画もあります.壁画の題名は「奴奈川姫」.これを読める人はかなりの通?ぬなかわひめ,と読みます.日本を代表する翡翠産地糸魚川に残る伝説の主人公です.大国主命がわざわざプロポーズのためにやってきたというほどの知性と美貌の持ち主.

ぬな河の底なる玉 求めて得し玉かも 
 拾いて得し玉かも
 あたらしき君が老ゆらく 惜しも
(万葉集より)


さて,後回しになりましたが一階の紹介です.

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1階の吹き抜け部から続く廊下.敷石は当然全部翡翠原石です.写真左の黒いドアを入ると展示室です.面白いことに展示物にはすべて値札がついています.この館は工作所を併設してあり,ここで作ったものも売られているようです(商品の一部紹介).

妻と二人で「懐かしく」展示を見ておりました.なぜ懐かしいかというと,実は初デートが東京・上野の国立科学博物館,それも翡翠展見学だったからです(すでにマニアックさを発露し始めているような).そういえばあの日も雨だったような気がする・・・

この展示室は非常に暗かったので写真はなし.同館のWWWサイトの写真でお楽しみください.


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さて,廊下の入り口の敷石が面白い.トラの図柄が現れた原石です.

もとは巨大な岩だったのを切断・整形する際に切り口に現れた模様だそうです.さて,その原石は結局何になったかといいますと・・・



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お風呂です

分厚い石で出来た浴槽.さすがに熱容量が大きいので,なんと最初から70度のお湯を入れるんだそうです.で,浴槽全体が温まる頃にはちょうどいい湯加減になっている,と.そうなると,簡単にはさめないですね.それにしても光熱費がかかるだろうなあ・・・と貧乏性にも考えてしまいました. ヒスイに打ち込んだ館のオーナーの執念を感じさせる代物でした.

なお,ヒスイ峡にも糸魚川の海岸にも,見てすぐ分かるほどのヒスイがごろごろしているわけではないそうです.海岸ではなんとダイビングしてヒスイを探す人もいるとのことでした.

ゆっくり見学し,紅茶をいただき(マニアックにミャンマー産かと思ったらさすがにそうではなかったらしい)一息ついたら,雨も上がりました.それにしても短く(そしておそらくは狭い範囲の)強い雨・風でした.この館に入らなかったら全身ずぶぬれは確定だったでしょう.

何度も行くところではないかもしれませんが,実に面白い館なのでありました.

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2008.07.14

野分(翡翠原石館3)

野分というコトバがあります.

のわき,と読みます.俳句の世界では季語になっています.古語でもたまに出てくる言葉です.そういえば源氏物語54帖の中に巻名として出てきます.

意味は,暴風雨.とくに台風関係です(強風で御簾がまくれあがって,夕霧の目に美女(紫の上)の姿が見えた・・・というのが源氏物語「野分」の描写).

さて,翡翠原石館に入ってすぐに起こったのが,まさにこの野分.

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雨・・・というジャンルじゃないですねこの音は.もしこれが一時間続いたら100mm/時間超は間違いない音.と思ったら,なんと降っているのは金平糖くらいの大きさの雹ですね.屋根をたたく轟音が瀟洒な博物館の中に満ちます.そしてもちろん強風.広い庭(写真を再掲.よく見ると木々がぬれているのが分かるでしょう).


一緒にいた妻は「こんな危険な香りのする風雨は初めて」と申しておりましたが,あがたしにとっては3回目くらいかな.風という点ではかつて安達太良山に登ったときの「砂利が真横に飛んでくる」横風が一番ものすごい体験ではありました.雨ならば本当に1時間通算で100mm超を食らったときがあるし(これは市街地~東京都杉並区~でしたが).このときは雨宿りと称してバーにはいって結局一晩帰れなかったんでしたっけ.雨を言い訳にしたわけじゃないけど(笑),あれじゃ外に出てゆけないという雨脚でした.

それはそうと,この美術館は外光を大きく取り入れる構造になっているので,庭が丸見えです.その庭の木々が大きく大きく揺れています.近くでは結構再開発とやらで大型クレーンを入れた高層ビル建築が進行中なんですよね.あれらが倒れてしまわないか,何か事故は起こらないかと心配になってしまいました.

というわけで本格的に雨宿り決定となってしまったわけです.でも雨宿りという用件(?)がなくとも,ここは大変面白い場所でした.<続く>

<後日記>気象庁の記録がでています.写真や考察付きです:PDFファイル.ダウンバーストや,よりマニアックにはFスケールといった専門的言葉の勉強もできますよ. ちなみにレーダーを少しかじった人間としては,p.10にあるレーダーエコー図のなんとなく放射線状になっている形状を懐かしく思う次第です.

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2008.07.13

翡翠原石館2

昨日の続き・・・東京都品川区北品川の翡翠原石館探訪記です.


M_20080712_hisuigenseki

入り口で迎える新潟・小滝翡翠峡産の原石.なんとなく緑に見えるところが,ヒスイを思わせますね(正確には純粋なヒスイは白色を呈するのですが,金属原子がいろいろはいって緑や紫やいろいろな色になります.この写真の緑のところはヒスイでしょうが,白いところまでそうなのかどうかは分かりません). 小滝翡翠峡といえばロッククライミングの場として有名な「明星山P6南壁」が一気に川に落ち込んでいるところ.

では建物の中に入ってみましょう.

M_20080712_hisuiinside

こんな感じの明るい吹き抜けのある瀟洒な建物です.白い壁が多く,そして

M_20080712_hisuiniwa

大きなガラス越しに庭が見えるので,非常に明るい感じです.



が,

その光景はすぐに一変しました. (続く)

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2008.07.12

翡翠原石館(東京都品川区北品川)

新居さがしをしているところです.で,紹介されたところのうち一つは見にいけなかったので,二人で場所と周辺環境くらいは観察しようということで出かけました.場所は天下の御殿山.要するに御殿山住宅街を見に行きたいという理由もちょっとはあったかも・・・

さて,家の外観や周囲を見終えて,では大崎駅に行きますか,となったとき.雲行きがあやしい.こりゃ寒冷前線きてるね.夏らしい(?)夕立でもくるかな・・・と思いながら歩いていると,こんな展示が普通の民家に見えるコンクリ打ちっぱなしの塀の外側に.

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なかなか綺麗な水晶と翡翠ではありませんか.それにしてもなんでこんなところに.宝石屋がある感じのところではないし.


M_20080712_hisuisign

角を回り込むと,こんな標識が.

「翡翠原石館」


翡翠原石といえばミャンマー.実はミャンマー大使館がすぐそばにあるのだけどその関係か?日本ならば糸魚川の小滝峡.クライマーからすると明星山(みょうじさん,と読めたらあなたもクライマーに違いない)P6南壁を思い出すところ.

M_20080712_hisuiexterior

森に包まれた瀟洒な邸宅.ここが翡翠原石館なのでしょうか.お金持ちの普通の住宅にしか見えないのだけど.

と思ったらぽつぽつ雨が降って来ました.これは本降りがすぐそば.雲の流れをみるとかなりの擾乱がきそう.雨宿りを兼ねて入ってみることにしました.

「翡翠原石館」 http://www.hi-su-i.com/ マニアックなところでした(このドメイン名にもほれます) 東京都品川区北品川4-5-12(→地図) そのなぞの中身は,また後日.

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2008.04.11

市電が杉田に来ていた日

横浜市交通局というと、いまはバスと地下鉄なのですが、昔は市電を運営していたそうです。あがたしが横浜市に来るよりちょっと前(昭和47=1972年)まで現役だったようですね。両親の世代ならきっと知っているでしょう。日活映画「夜霧よ今夜も有難う」(1967年)では石原裕次郎と浅丘ルリ子が乗っていたそうですし。

さて、市電保存館というところがあるそうです。鉄道模型コレクションがものすごいのだそうです(展示はOゲージが主。イベントではHOやNも登場。)。 市バスなど数箇所で広告をみてそれなりに名前は知っておりましたが、通勤にあたっては横浜中心部は通過地点でしかない(残念なことに)ので、あまり興味は持っていませんでした。他人事だというわけで。

が、

認識不足でございました。

上記市電保存館WWWサイトにある、「昔の路線図」をご覧ください。

市電は杉田まで来ておりました

杉田に至る路線はふたつで、ひとつは近くの芦名橋からの短い路線(No.8)。もうひとつは桜木町駅からいったん本町四丁目を経由した後尾上町→吉野三丁目→八幡橋→芦名橋→杉田とくる、要するに尾上町から南は現国道16号をまんまトレースする路線(No.13)だったようです。つまり車で都心からJAMSTECに来るとき見事に通ったルートですね。

それどころか、実は市電保存館自体このルート沿いにあるのでした。これは気づかなかったなあ。場所はこのあたりです。

それにしてもこの位置(根岸駅から2kmくらいの歩き)だと、電車と徒歩だけでは通常は行きにくいですね。やはり市バスを使えということなのでしょうか(笑)。実は市バス車庫・営業所の隣ですし。

#個人的にはこの営業所の名前が「滝頭」であり、それは周辺の町名からきていることが気になります。つまり、どことなく湧水の香りがするわけです・・・ 根岸駅の北側にある湧水なら知っている(というか行ったことがある)けれど、こちら側もなにかあっても不思議ではないでしょう。

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一週間があっという間に過ぎました。業務としてはいろいろな引継を行っています(4/1からすでにかなりヘヴィな用事が入ってきていますし)。 さて、週末はフリークライミングの日本選手権・視覚障碍者クライミング日本選手権(今年が第1回)のスタッフとして緊張の二日間を過ごします。

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2008.04.10

国道16号が結ぶ旧職場と新職場

問:前職場(東大新領域創成科学研究科自然環境学専攻、東京大学柏キャンパス(千葉県柏市柏の葉))と現職場(海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター、海洋研究開発機構横浜研究所(神奈川県横浜市金沢区昭和町))の、都市交通上における共通点は?

答:国道16号線のすぐそばである。

特に現職だと16号線の車のエンジン音まで聞こえるほどの近さなのです。

というわけで車での往来にずっとこの16号線を使うという手も考えられるわけですが、実際にはあまり現実的ではない。信じられないほどの遠回りなのです。東京都心をつっ切る最短ルート(16号→1号→15号→昭和通り→6号経由)でも3時間程度はかかるというのに、こんな大回りをしたらいったい何日(大げさ)かかることでありましょうか。

地図を見てください。これだけ縮小してもルートの一部(北側、春日部のあたり)ははみ出てしまいます(上記最短ルートならちょうど収まる)。

まあでも、いつかはのんびりとやってみたいものではあります。骨の随まで国道マニアという方からすると、国道16号は

>R16は東京郊外の諸都市を結んで走る環状道路で、まあ全面的に機能本位の
>バイパスを継ぎはぎした、筆者に言わせれば必要悪に近いようなクソ面白くも
>何ともない国道である
http://www.org-chem.org/drive/R254/R254_1.htmlより引用。 これは「有機化学美術館」で有名な佐藤健太郎さんが運営するサイト中にある「国道をゆく」というコンテンツです)

という代物なのだそうで、そしていろいろな機会に16号を(それも通算するとほぼ全線)走っているあがたしからするとそれにはほとんど同意せざるを得ないのですが、それでも特定のポイントとポイントを統一した思想(?)でつなぐには面白いかもしれません。 それに敢えてそういう路線で「おもしろさ」をさがすのがあがたしといえるでしょう(嘘)。

ところで16号といえば、拝島駅近くのあの渋滞名所はいまどうなっているでしょう。各種抜け道(マイルドなものとしては、稲荷林から拝島駅前を経由して武蔵野橋南にでるルートが挙げられる)はいまでも有効なのでしょうか。

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2008.04.09

新杉田→JAMSTEC裏ルート

たかだか歩いて十数分の道に、それほどのヴァリエーションの多さは期待できないわけだけど、新杉田駅(横浜市磯子区新杉田町)→JAMSTEC横浜研究所(横浜市金沢区昭和町)へのルートは、それでも何通りかあるようです。

事務室(正確には、「研究推進室」。あがたしの正式な所属はここ)の壁に貼ってあった地図に注釈があり、それで知った道は、新杉田公園西側の道を経由してゆくルート。これに杉田公園(地図でいうとここです)を無理矢理斜めにつっきるルートも加えるのが通(何のだ)です。ここの狭いところは、歩行者・自転車ならば何も問題なく通れますし、杉田公園を経由すると正式ルートとくらべて距離がほとんど増大しなくなるのです。

ルートの一部を替えるにすぎないのですが、信号も交通量も実に少なく、さらには杉田公園の桜など植物も楽しめるという具合です。表通り(産業道路)でも歩道幅が充実していて歩きには不自由しないのですが、それとこれとは別。

ちなみに新杉田への出入りは裏通りを使うとさらに信号がひとつ減ります。こちらのルートでも、アルカード新杉田での出入り・買いものには何も問題なし。たいして距離もロスしません。ただしバスターミナルからの出口道路を横断歩道なしで横切るので、細心の注意が必要です。

杉田・新杉田からほど近い金沢区冨岡に、30年前まで(幼稚園後半〜小学校3年)住んでいました。このため、とくに京急杉田駅から山側に入ったところにはどこか懐かしい光景を見ることができるはずです。探検できる時間をとりたいものです。もっとも、とりあえず仕事がうまく流れるようになるまでは行き帰りの寄り道で我慢しましょう。

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2007.11.17

横浜湧水めぐり

歩いた

ずっと歩いた.とにかく歩いた.血を吐くまで歩こうと思った.

ナニカ物騒なことを言ってますが,要するに相当長い間膝の負傷によりろくに行動出来なかったことが,いかにストレスになっていたかが,いざ歩き始めると分かったというわけでして.

というわけで膝の負傷が癒えぬうちにぉぃ,ひたすら歩きに励んだ日々なわけです.

こういう歩きは夫婦二人ではできない.妻はそんなに丈夫ではないのであがたしの歩きには着いてこられませんから…と思ったら違った,妻は要するに「常人並み」なのらしいのです.あがたしの周囲には昔から異常なほど歩きにつよい人が揃っており,あがたしはその人たちにははっきりと負けているため,自分が常人くらいかそれより下と思いこんでいたわけです.しかし違った.つきあう人々があまりに偏っていたのかなあ.

#一応書いておくと,夫婦二人の歩きは,ただ歩くというのとは別の価値がたくさんあります.お互い見えなかったものが見えてくるという点もあるけど,一番の要点は「いっしょにいる」ということ.

さて,あがたしが歩くとなると岩か水か.今は予算の関係で車をかなり遠くにおいてあるので(それに運行もお金がかかるのでございます.軽(ジムニー)だから多少安いとはいうものの.とりあえず1年くらいエンジンもかけていないような気がする),あまり遠くに行けません.となると都心在住としては岩は却下か.では水は?

そうだ!

まだ都心から日帰りで行けるところで探索していないところが山のようにある.意外と湧き水豊富な横浜はどうだろう.子供の頃住んでいた横浜ではあっても,その後しっかりとした探索はしていないような気がする.

そこで出てくるのが,「横浜丘の手湧水マップ」(横浜北部湧き水探偵団製作発行,1998年).

これは今見ても貴重な資料だ.なぜ今まで本棚に埋もれさせていたんだろう.すぐに行かねば.

というわけで,明日からは横浜の水とそこへのルート(かなり回り道をしている場合も多し)を紹介.

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2007.05.17

メジュロってどこだ?

Winhec2007mejuro
だいぶ回復してきました.さて,けっして何か/誰かを揶揄しようというのではなく,言語としての日本語の面白さにひかれただけなのだけれども・・・

マイクロソフト(米)のWinHEC(Windows Hardware Engineering Conference) WWWより抜粋した画像です.今WinHECは米国でやっていますが,6月には台北・東京・北京とはしごします.その告知部分です.

"Mejuro"とは・・・何か異邦の雰囲気がする街の名前であります.やはりメジューロとジュを高く読みたい気分.ロはすこし巻き舌ですね. いったいどこでどういう混乱があったのかは分かりませんが,しかし目黒と目白の混成だとしたら,ある程度東京の地理を知っている人が間違えてしまった高度なミスなのでしょうか.とにかく,一文字違うだけで全く別の町がイメージされるものだなと興味深く思ったのでした.

わたくしも外国の地名については同様の間違いをしでかしているんだろうな,と思ったしだいでもありますが.

正解は目黒です(雅叙園ですね).


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2007.04.30

ドゥオーモ広場@ミラノ

イタリアのプロサッカーリーグ一部での優勝は,俗に「スクデット」と呼ばれる.今期の優勝はインテル・ミラノ.その熱狂的サポーター(「インテリスタ」と総称される)の光景を描いた記事:

>スクデットが決定すると、ミラノのインテリスタたちは町の中心の
>ドゥオーモ広場に繰り出した。 そして、シエナから飛行機で戻った
>インテル選手たちが、深夜にバスでドゥオーモ広場に到着すると、
>お祭り騒ぎは最高潮に達した。

ホンマヨシカの「セリエA・未来派宣言」2007.4.24

懐かしい地名が出てきたのでちょっと反応してしまいました.夫婦で行った大聖堂(ドゥオモ)と広場ですな.うーむ,あの静かな大広場が大歓声に包まれるのか.

ミラノの見所は,サッカー記事にもたくさんでてきます.こちらあたり(続編も)が参考になるでしょう.

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2007.03.12

ベトナムから帰国

無事帰国.

こういう事情があっても行くには行けたし,そして帰るには帰ることができた.

でも帰りは予定変更しなかったので,要するに期間短縮のみ.そして,現地ではあまり成果なし.

まぁ最初からなんでもうまくいくわけではないけれど,それにしても1年は準備期間があったのにまだ目標を全部は達成できていないところが心苦しいかぎり. でも,次回に希望をもちましょう.

さて,出発時はわりと暖かい日でありました.帰りは,成田乗り継ぎでワシントンに行くというベトナムの方と一緒になりました.聞かれました「いまごろの東京は暖かいですか?」 行きの記憶が鮮やかなあがたしはおもわずYesと言ってしまったのですが,

「ただいまの成田の気温は,摂氏2度です」

というアナウンスが着陸前に.おまけに雨. ベトナムの人は,長い長い乗り継ぎ時間を利用して東京観光をもくろんでいたのですが即刻中止となりました.

3月らしいといえば3月らしいのですけどね.「東京の3月は天気が変わりやすく,予報が難しいです」と説明した(先方は日本で言えば気象庁のようなところのエラい人なので)のはよかったかもしれません.

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2007.02.27

28年目の再会[千葉県北部,都市景観の旅]

1979年3月に北総開発鉄道が北初富~小室間で開業しました.

その開業直後に,たった4駅しかなかったこの路線に乗りに来た男の子がいる. 子供のころのあがたしです.当時新京成電鉄沿線に住んでいました.

たった4駅とは言っても運賃はえらく高かった.子供の財布には痛かった(笑).

さて,いまの名は北総鉄道.新京成との接続は北初富ではなくて新鎌ヶ谷(あがたしが子供のころはなかった駅.その経緯は(信憑性は定かではないが)WikiPedia参照.なお,現在北総線の北初富駅はなくなっています).そして,東にも西にも大きく路線は伸びて,京成高砂から印旛日本医大まで,堂々30km以上の長さとなっているわけです.

=====

2/26 月曜日 横張先生の巡検.探訪ポイントは以下の通り.いずれ写真も載せます:

●常盤平団地 (Map

いわゆる公団住宅のはしり.いまでは住人層はだいぶ変わってしまったが,当初は都市住民の憧れの的である若い活気に満ちた新しい街であった.

今見ると本当にコンパクト.この手の団地出身の先生に聞くと,中はなんと天井高さ2.2mとのこと.子供には問題ないかもしれないが,いまのあがたし(身長180cm)ならば手を伸ばせば天井に触れるなあ.

で,その団地の間にはわりと緑が残る.大きな公園もある.緑地を残すシステムは機能しているようです.ただしアカマツにかんしては松枯れも見られたけれど

●五香駅(Map

「ラーメン寺子屋」での町おこしで有名. 昼食はこの駅周辺で自由行動.
とはいうものの,いつものように昼食もとらず歩くあがたしでありました.湧水(跡地)を一箇所探訪.常盤平団地の南にあります.ただし団地ができたら水量激減.当時(40年ばかり前の話)は環境配慮工事なんてやっていなかったのかもしれません.

●くぬぎ山(Map

空中写真でもはっきりわかる長い直線道路で碁盤の目状に区切られた街.さぞかし大規模な都市計画が・・・と思ったら,実はこれは耕地整理の賜物.畑の中に作られた碁盤目道路をベースに,ミニ開発が無秩序に進んでいまの形となりました.常盤平とは別の意味で面白い形成過程.

●千葉ニュータウンMap

冒頭に紹介した北総線,28年ぶりに乗りました.当時は沿線に本当に何もなく(と子供の目には見えた),高架か切り通し(これがまた広い)しかなく,そして車体は銀色ベースで特徴的な前面(当時から走っている7000系という車両は,ついに今年引退だそうです.あがたしが昔乗った車両,いまいずこ?),と,妙にSF的に思えた路線です.

いまやこの路線は千葉ニュータウン(WikiPedia)を貫く大動脈. 横張研OGでいまUR都市機構に勤める方の案内で,半日かけてニュータウンの見所をめぐりました.

=====

ところで,北総線の将来. なんと,成田空港まで延伸するそうです.実現すれば,上野から空港まで特急で36分だとか.

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2007.01.30

[今日のことば]13年前の「GIS」

実は11年目の最古参、全ては秋葉原から始まった(Impress Watch 10周年記念コラム ”AKIBA PC Hotline!” 編集長の石橋文健氏)より:

>リンクを介したハイパーテキストを地図ソフトとしてWindowsヘルプで実現したというのは我ながらいいアイデアだった

1994年にしてすでにこのレベル! パーソナルGISのさきがけといったところでしょうか. それにしてもWindows Helpで実装したとは,面白いアイデアだなぁ.先ほどの文に続けて,

>誰も思いつかなかったことを先にやったということに対して強い自負があり、とにかく没頭して更新を続けた

というのはよくわかります.

修論締め切り,明日.
今日は弥生でDB実装の打ち合わせの後柏でした. 明日も朝本郷なんだよなぁ.休む暇なく柏に行って,提出を見届けるとともに締め切り仕事を片付けなければ.

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2007.01.27

日本再発見マップ

JSTの日本再発見マップを紹介しようとしたら,どうもサーバがとまっているらしい.とりあえず「美しさ」はみとめるというコンテンツです.

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地すべり地形データベース

地すべり地形分布図データベースの中には,3-Dマップ静岡というコンテンツがあるのだが,

残念,IE用か(ActiveXを使うので). またあたらしいActiveXを入れるつもりはないなぁ. ちなみに清水の近くの由比(ゆい)は,一般には桜えびで有名なのだけど,通には地すべり対策で著名なのだ.

ところでこれらの地すべりデータ,kmzでも配布しているので,Google Earth上に地すべり地形をマッピングすることが可能.そのほかの表示方法もいろいろ紹介されています(上記静岡県マップはこうみえるという画像もありますな).

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2007.01.26

スクロール古地図

Yahoo!がスクロール古地図というサービスを始めています. 幕末(安政三年)・明治40年・現代の江戸東京地図と空中写真が掲載.拡大縮小移動が自由自在という点はYahoo!スクロール地図と同じ.ただし,マウスホイールでの拡大縮小が可能.また,回転もできる.3/15まで.

たとえば,東大本郷のあたりは,こんな感じ.本郷キャンパスは加賀松平家,弥生キャンパスは水戸徳川家.そういえば御殿下グラウンドを作るときに遺物がゾロゾロ出てきたという報告がありましたっけ.

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2007.01.08

各国,食はいろいろ

20070108_mahasribanquet_1
国の祝日というのは,その国の人以外にはあまり意味がなかったりするわけで. 本日よく晴れた成人の日に,アジアモンスーン地域の気象水文研究や水災害対応研究を行う

MAHASRI (サンスクリットで,ある種の仏を表す言葉に由来.日本だと吉祥天に相当するのだそうです.アジア諸語に詳しいフロンティアの増田さん考案の略語. 略さないと結構長くて,"Monsoon Asian Hydro-Atmosphere Scientific Research and Prediction Initiative"(モンスーンアジア水文気候研究計画 )です)

の会合が東京で行われた訳です. インドから日本まで,10カ国くらい集まったのかな. さて,その内容はおいおい記すとして(ちなみに10日はあがたしも発表だ),面白かったのが懇親会(写真).

豚肉不使用!(イスラムの人のために) 牛肉不使用!(これはヒンズー) もちろんヴェジタリアンコーナーも設置!

というわけで,国際プロジェクトの会合準備というのは,日本にいるとあまり意識しないような心遣いが必要だということを改めて気づかせてくれたのでありました.

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2006.12.30

世界は地図を知りたがっている(か)

「2ちゃん凋落、mixiトップ」年間Google検索語ランキング(アットマーク・アイティー,2006/12/20)

「総合」ランキングの一位がなんと

「地図」

世間はなにゆえに地図を知りたがるのだろう.地理屋としてはうれしいことではあるけれど.

あ,そうか,地図サイトを検索しているのか.

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2006.12.18

寅さんはどこにいたのか

そんな時間はないといいながらも結構ウチの若いの(学生のことね)とおしゃべりをするのが好きなあがたし.

先日の会話はちょっと考えさせられるものでした.

学生は,寅さんの舞台となる柴又帝釈天の位置,ここが浅草のすぐそばだと思っていたらしい.

言われてみれば,たとえば山の手で生まれ育ったとか,上京してきて以来下町にあまり行っていないとか,要するに下町に対して土地勘を養成する機会がなかった場合にはそう思えるのかもしれません.

下町といっても広いものです.あがたしもまだその全貌を五感で実感しているとはまだ言い難い.

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2006.10.26

空の話(承前)

先日の続き・・・

その四:成田空港第一ターミナル. ANAをふくめてスターアライアンスの航空会社がごっそり第二ターミナルから第一に移ったのは今年.ということは,タイ航空もそうでした.あがたし行きつけの旅行会社ではよくタイ航空で成田を飛び立つチケットが手配されるのです.

これまで,第二ターミナルでは,どこの両替所がすいているか,到着時にスムーズにいけるレストランはどこか(いずれも出発階の1階下にある.旅客の動線とはまるで違うところにあり,もしかしたらスタッフ用に作られたものかもしれない),など便利な探索をいろいろしてきたのだけれども,そういった知識が,このターミナル移動で全部無駄に.

第一でもいろいろ裏技を探さないとなあ.

その五:第一ターミナルの到着に文句.

最初に検疫所のゲートを通る.ここが狭い. しかも,アナウンスが不十分. 
 ・疾病リスクの大きい国からの帰国者は1~3番ゲートで黄色い検疫質問紙を提出する.
 ・そうでない国からの客は4番ゲートを素通りする.
ということが,なんと係員の「肉声」でしかいわれず,それがまるで聞こえない.しかも日本語だけですよ日本語.4番ゲートなんて,それ自体あまり見えないところにあるので,ヨーロッパから来た人(4番ゲートを通ればよい)が1~3番の行列やそこに並ぶ人の手にある黄色い紙を見て,「ん,これを書く必要があるのか?」とその場であわてて紙を得て,しかもデスクが少ないものだからそこらの壁で書き始める.また混雑に拍車がかかる.
 
 で,実は1~3番だって紙を渡すだけで,とくに質問を受けることもなく,事実上素通りになってしまうんですけどね(質問紙に「今発熱している」なんて答えていたら別だろうけど).必死になってその場で質問紙に答えた外国人客が,「なんてユルい検査なんだ」「なんだってあんな紙を書かせるのだろう」とイカっていました.

これを通るとすぐにパスポートチェック.日本人用と外国人用とでブースが分かれています.一瞬どちらに行ったらいいかとまどう.というのは検疫からブースに至る動線に太い柱がデンと立っていて視界が制限されるため.ブースの行列が長くなったとき,この柱をぐるりとまわって行列が形成されることがあり,そうなると先がまったく見えない恐怖にさらされることになります.

日本の「顔」も,もう少し考えて修繕した方がいいんじゃないか,と正直な感想.

それにしても,東京,えらい気温が下がりましたね.

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2006.10.16

お酒に厳しくなりつつあるタイへ

とある事情で出発が遅くなったけれど,火曜日~日曜日はタイです. 政変洪水・・・いったい大丈夫か.といっても今回はバンコクにしてもチェンマイにしても空港周辺に行く程度なのだけど.

しかし!タイではアルコール飲料に対する規制(広告・陳列など)が厳しくなっているというニュースもある.こちらのほうでも個人的には被害甚大かもしれないぞ(笑) ただし最近そんなに酒を楽しむ風情ではなくなってきているけれど.

#まぁでも,妻と差し向かいで飲んでいる時間を(たとえわずかでも)確保できるのは幸せといえば幸せ.

で,ひとりのタイでは・・・んー,今までほど飲まないんじゃないかな.いつ日本に呼び戻されるか分からないし.

とにかく,行って参ります. バンコクの新空港はどんな感じのところかな?

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2006.09.04

これがルルドの泉(III)

M_pict0163_grotto03マサビエルの洞窟(左写真)から出てくる水は,洞窟そのものでは汲めない(直接手にすることもできない)ということはすでに第二回で述べました

(→第一回第二回

しかし,水そのものは洞窟周囲にある多数の「蛇口」で得ることができます.さっそく行ってみましょう.

M_pict0169_grottoy
M_pict0170_grottoyおっと,その前に身支度をしなくてはなりません.洞窟前に立つあがたし(洞窟上には前回紹介したマリア像がありますね).ジャケットです.スラックスです.写っていないけど革靴です. そしていざ水汲みをした時にはもっとおめかしをしました.

M_pict0244_lourdessuvenirbottolesルルドの町は,洞窟周囲の聖域のほかはおびただしい数の土産物屋で埋め尽くされています.ここまでの規模の土産物屋街は,他ではちょっと見た記憶がないです.そして宿泊施設の多いこと多いこと. 世界中の人々をウェルカムです. さて,そういう土産物屋で売っているものの中に,「ボトル」があります.いうまでもなく水汲み用です.大きくガラス製とプラ製に分かれ,プラ製はさらに直方体型とマリア像型(!)に大別されます. ガラスもプラも,サイズ・意匠は実に多様.ボトル産業でこの街は食っていけるんじゃないか?と思わず考えてしまいそうなほどの強烈なラインナップです.

左写真は,上半部に主にガラスのボトル,下にはろうそくが置いてある光景です.ろうそくがどう使われるかは次回書く予定ですが,とりあえず注目はこの色遣い,白と青です. どこかで見たようなと思った方は鋭い.前回紹介したマリア像(ベルナデットの証言に基づく),あの「貴婦人」がまとっていた白い服と身体の前に垂らしていた青い布,これがモチーフとなっています. そういう目で見ると町じゅう白と青です. はっきりした色彩,これ以上ないほどの聖なるシンボル.なんとモチーフをつかまえやすい街でしょうか.

さて,そんな土産物屋の一見でボトルを大量に買い込み,いよいよ水汲みです.

M_pict0201_lesfontaines
M_pict0154_lesfontaines洞窟に向かって左,ちょうど大聖堂の下にあたる位置に,一番大規模な蛇口セットがありました.一応わきには洞窟の聖なる水です,と書いてありますがいったいどこから引いてきているのかはよく分かりません.数十の蛇口があり,驚いたことにほとんど待ち時間なしで水汲みができます. ただし,すぐそばではボトルは手に入りませんので,町中の土産物屋で買い込んでからいざこの蛇口に出発となります.

M_pict0277_lesfontainesy
M_pict0278_lesfontainesy
そしてあがたしは水汲みへ.ついにネクタイまで締めてしまいました.国内でもめったにしない格好なんですけどねぇ.

M_pict0158_lesfontainesy水量は豊富なんですけど,さすがに10本以上のボトルへの水汲みは時間がかかります.その最中に,水に直接口を付けて飲むあがたし!

さて,この水ですけどどうしましょう・・・とりあえず一般用に供しているということはフィルタ殺菌あたりはしてるんでしょうから,というわけで日本に一部持って帰ってきました.そして錦川鯉さんの原爆献水のために何本か送りました.

残りの瓶は,殺菌をしたうえで水質分析かな.もちろん我が家用に(絶対にあけないという約束で)一本とっておきますけどね.

次回は,「ルルドに来たなら必見!夕闇の灯明行列」の巻です.

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2006.09.02

これがルルドの泉(II)

第一章に遅れること1ヶ月弱,やっと第二章の登場です.

M_pict0172_gavedepau「ルルドの水」が得られる「マサビエルの洞窟」は,この写真のように美しいポー(Pau)川のほとりにあります.この川にはまるでバイカモのような水草が生えていました.洪水が起こりにくいんでしょうか(それにしては橋に水位標があったけれど).

M_pict0182_grotto14p1M_pict0248_grotto16quere
その洞窟には,このように行列して入ります.いつ行っても行列だけど,待ちは10分以下でした.意外とラフな格好で並んでいる人も多いです.あがたしはなんとジャケット革靴着用で行きました.一応敬意ということで.

M_pict0176_grottoprayとはいうものの,やはり「敬意」どころではないもっと崇高な気持ち,あるいはもっと真剣な祈りを込めてここにやってくる人もやはり大勢います.ここに来ることだけを夢見てわずかな日給を積み立ててきたという人もいるでしょう.純粋に宗教的な理由でここに来ることが夢だったという人もいるでしょう.そのような人が,洞窟を前にしてひざまづいて祈っています.

M_pict0179_grotto11spring2さて,ここは洞窟とはいっても実際には岩陰くらい.奥まで外光が普通に入る,というかこの深さでは横殴りの雨は防げない,といったところです.間口もずいぶんおおきい.そんな中に,行列の人々は静かにはいってゆきます.なかには壁をずっとなでている人もいる(そのため岩肌は黒くツルツルになっています). もとは泥だらけであったであろう洞床はしっかり整地されていました.全く段差なしのバリアフリー. そしてその一部がアクリルか何かで覆われたくりぬきになっており,中に水が流れ出ているのがかろうじて見えました.職業病(笑)で,流量を目視.毎秒1リットルにすこし足りないくらいでしょうか. これが自然流下なのか,それともどこか大元から分配されてきているのかは分かりませんでした.

それはそうと,これでは「水」に触れることはできない.がっかり,と思ったら,岩肌をしたたり落ちてくる水を発見.これさいわいと手にとってみました. まぁ雨がちだったので新しい雨水だとはおもうのですが,それでもとにかくルルドの天然水に触れた瞬間ではありました(次回述べるように,じつは蛇口がそこらじゅうにあって水汲み自体はかなり自由にできるのですが).

M_pict0181_grotto13mariaルルドの,ある意味シンボルとなっているのはこの洞窟の上にあるマリア像です.結局少女ベルナデット以外には誰にも見えることのなかった「貴婦人」の像.この「人」はベルナデットが何度名前を聞いても答えず,最後に,この像の下に書いてある言葉を継げたんだそうです.これは「わたしは”無原罪の宿り”です」という意味とのこと.要するに教会で教えていた聖母マリアの代名詞(?)だそうです.というわけでこの「人」は聖母マリアらしいという評判になりました.

金の鎖の長いロザリオ,白い衣の前に垂れた幅広い水色の布,足下には黄色いバラ,みなベルナデットの証言に基づいた,マリア像です.ただし,1864年にここにたてられた「正式の」マリア像に対しては,ベルナデットは「私が見たひとと似ていない」と称したそうです(竹下節子「奇跡の泉ルルドへ」NTT出版,1996,p.56). この像が1864年のものかどうかは分かりませんが,彼女は1879年に35歳でなくなっています(えらい病弱だった)ので,後世にたてられたものであったらなおさらベルナデット”公認”とはならないでありましょう.

が,それでもこの像に,いや,町中にあふれるマリア像に,というよりこの町自体に,出会うために世界中からカトリックの信者やそのグループ,あるいは少年団,中には大学サークル旅行としか思えない面々,病に倒れた人,歩くこともままならぬ人,敬虔なボランティア,医師など年間数百万人の人がここを訪れるわけです.

次回は,あがたし正装で水汲みをするの巻.

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2006.08.28

ベトナムから帰国

ルルドの泉のネタを結局かけずに2週間の海外出張へ.行き(11時ころ,バンコク行き)は当然前夜半徹夜状態で機内睡眠,とおもったら,離陸と昼食と着陸しか覚えていないノーヒットノーラン(これで昼食時まで睡眠にてCAにスルーされたら完全試合).

とおもったら,帰りは帰りで(23時ごろバンコク発)離陸から5時間完全睡眠.夜食はでたのかどうかもわからずじまい.完全試合達成かと思ったけど,目覚めから着陸まですこし間があったから,おしい,だめ.

世界遺産ホイアン旧市街は予想以上に洪水と共生する町だった(けど最近はあぶない・・・)ことと,片道380kmの道を夜通し走って往復したことが思い出だなぁ. あ,もちろん石灰岩&洞穴フリークのあがたしにとってはハロン湾クルーズもね.そうそう,ワークショップでは「インドチャイナとはどこのことか」というベトナムの人からの問題提起が面白かったです. さらには,1999年11月上旬のHUE市周辺記録的豪雨について詳細な話を聞けたこと.ある地点では24時間雨量が1400mm超!これ,日本記録(2004年7-8月,四国電力海川観測点で1317mm国交省資料)を超えているかもしれませんね(海川の場合は「日雨量」のようなので,日の境を任意に切った「24時間雨量」とは違う ← あ,海川の時間雨量グラフがここにあった.どこで「日」を切っても1400mmは超えないかな. ちなみにベトナムでは19時が日界で,それだと1999/11/2,3の二日に「分かれた」データとなります.それぞれ800mmm/day台,900mm/day台).

山と海が近い地形といい,花崗岩山地からの土砂供給といい,山岳地特有の複雑かつ局地的な降雨現象といい,実に日本的な場所です. そしてこの1999年豪雨のときは,ホイアンの町は床上浸水どころか「2階が床下浸水」と言った方がいいんじゃないかという氾濫が起きました.その水位標はタンキーハウスという代表的な古式住宅に残っています.

そして,ベトナム料理とお酒.これまで本当にうまいと思っていたのだけど,やはりあれは観光ナイズドされた味だったらしい.田舎の屋台で情け容赦なしに出てくる代物は,慣れるまで3,4日はかかりました・・・って,結局慣れたわけだけど,そのころ帰国というのはやっぱり惜しいものです.

少しでもいいから現地の言葉を使う主義.いろいろ便利な言葉を教えてもらいました.ありがとうがカムーン(カよりムのほうが高く,ンにむかって落ちてゆく感じ)というのはよく知られているけど,さらにカムーン・ニョウとなるとThanks a lot!という感じになるそうです. 綴りをかいてもらったら,ニョウはnhieu(これにベトナム語特有の記号がいろいろつく).アルファベットを使っているので発音は与しやすしとおもったら,どうやらそうではないようです.というより,ありがとうのカムーンの「ム」も,実に微妙なサウンドで,実際にはムともモともつかない日本語にはない音.何度目の前で発音してもらってもうまくまねできませんでしたわい.さらに,我々にとってもっとも重要な単語「mua'」(雨)の発音も,これまた難しかった・・・

さて,プロジェクトの方に関しては,難題続出. もっと多方面に強くならなければ. でも面白いことになってきました. また行かなくてはならないでしょう.それまでは,家族サービス.

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2006.08.09

これがルルドの泉(I)

Pict0258_grotto22南仏,Lourdes(ルルドまたはルールド)にあるマサビエル洞窟.ここに湧く水はカトリック信者に対して有名.下手すると世界で一番知る人が多い湧き水かもしれません.

で,この写真は,本当に行ってきましたその洞窟へ,というものです. それにしても洞窟前はいつも人でいっぱいです.石灰岩の岩肌が美しいですね.登りたいと思い始めるクライマーもいるかもしれません(笑). なお,厳密には岩陰程度の深さしかありませんが,とにかくGrotto(洞窟)と呼ばれています.

写真下部にはPau川の水面.水草が生えていることに注目.あまり攪乱が起こらないのでしょう.といっても橋には水位目盛りが書いてありましたから,穏やかな増水は起こるのでしょう.

・・・なんてマニアックなことを考えてこの聖地をあるくあがたし(笑)

1859年,貧しい羊飼いの少女ベルナデットの前に現れた「貴婦人」は彼女にこの洞窟の水で自らを洗いなさいと指示した.といってもこの洞窟,当時はどろんこ.はたでみていると,トリップした少女がどろんこ遊びをしてその泥を顔に塗りたくるように見えたことでしょう. しかしながらこの地は(巡礼の道から遠くないこともあるかもしれませんが)なぜかカトリックの一大聖地に大成長したのでした. 

お土産屋が異様に多い,まさにむきだしの「俗」まるだしの市街地を通り抜けると,とつぜんこの聖なる空間に出ます.その一角に,この洞窟があります.

Pict0253_grotto19ここで,ちょっとひいて見ましょう.すると,洞窟のうえになにやら城壁のようなものが見えてきます.

Pict0259_grotto23rotateそれは,これです.巨大な聖堂!上半部に見えているのが一番上の協会.その下の「城壁」状のところに別の教会があり,さらに,教会前の広場の地下には2万人はいるミサ場があるらしい.3層構造の,これでもかこれでもかという圧倒的押し出しの教会です.

<つづく>

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2006.07.28

ルルドの泉へ

奇跡の泉ルルドへ(竹下節子,NTT出版,1996年)という本がある.この本についてのあがたしのコメント.引用は水商売ウォッチング掲示板より(一部誤字修正および削除.また,文脈を無視しては誤解を受ける語句を修正):

>少女ベルナデッドが出会った貴婦人は,彼女に現世での幸せを
>約束したわけではない.実際彼女は病弱なまま修道院人生を
>若くして終えました.水にしてもそれがいろいろな人を癒すと
>言われたわけではない.

>彼女の思いを遥かに超えて,そして慎重な態度を崩さなかった
>教会の思惑をもはるかに超えて,人々はなぜか奇跡をもとめ,
>伝説を勝手に作り上げ,その泉なしでも起こったであろう治癒を
>神の恩寵のおかげと信じあるいは思い込み,聖母と聖女と聖地の
>伝説を,自らが望んでいたがごとく作り上げてしまった・・・という
>ストーリーを,同書では描いています. 

>誤解のないように書いておきますが,同書はそのことを
>批判しているわけではなく,むしろ,ナンダカワカランウチニ
>はじまってしまった動きではあるが,少なくとも現在のルルドは
>訪れるに値する「奇跡的に」善意のあふれた町であるという
>論調であります.

そんなルルドに,行ってきます.明日から.昨日までは睡眠2.5時間で次の日は一日中ハンドルを握っているという学生実習の3日間だったのにね. 

さて,フランスのネット事情はどうでしょう.フランスの後にやってくるタイ・ベトナム出張(通信機械テストおよび設置)のために,GSM携帯やGPRSモデムを持って行って,現地でSIMカードを入手してテストしてみるつもりですが,最悪有線の電話からダイアルアップになってしまうかも(で,宿に電話もなかったらお手上げか,いや,ネットカフェがあったりしないか?).

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2006.07.20

柏キャンパス空中写真

Yahoo!Mapでは柏キャンパス環境棟の基礎を掘っている段階で,Google Mapに至ってはその環境棟が建設されている途中まで写真が更新されているという今日この頃,皆様いかがお過ごしでしょうか.

さて,あまのじゃくのあがたしは,最新を追い求める流れにあえて背を向ける.つまり,

柏キャンパスの「昔の」姿は?

これは,昔の空中写真を閲覧できるサービスがあるので今は簡単に見ることができます.国土情報ウェブマッピングシステムから,検索できるわけです.

昭和49(1974)年 ただだだっぴろい「野原」が広がっています.

昭和54(1979)年 似たようなものだけど,西側の住宅は増えてきたかな.

昭和59(1984)年 常磐道ができました.

平成元(1989)年 柏の葉公園の輪郭がおぼろげに見えてきたところ.キャンパスあたりも区画がはっきりしてきました.

(余談ですが,東のへりあたりに写っている「Vの字」形の建物が,こんぶくろ池のすぐそばにある工場です)

というわけで,写真の新しさを求めるのとは逆の方向も結構面白いものだと,まぁそう思っているわけであります.

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2006.07.08

[フォト日記] こんぶくろ池の行く末とKids Park

こんぶくろ池巡検・・・

キャンパスすぐそばにあるこんぶくろ池湧水(→Google Map)の水はいったいどこに流れてゆくのか?というテーマの巡検です.参加者全員が自転車を保有していたため,急遽自転車で入り回ることに変更.これはなかなか面白い.

Shourenjikidspark詳しいことはまた別記することにして,面白い人に会えました.

左の写真は,こんぶくろ池湧水の水が流れていった先の水路.この水路わきに,「子供の遊び場」があります.それも児童公園ではありません.そこらの湿地状の森の中に,倒木や立木を利用した自然の遊び場がボランティアの手によって作られているのです. ここは,(付近の流路構造の調査のため)4月から何度もとおったところ.しかし誰がこの広場を「つくった」のかは謎でした.

今日草刈りをしている人がいたので声をかけたところ,まさにその人がボランタリーにこの広場を作っているとのこと.聞いてみると,なんと独力なのだそうです. 水路を微妙にせき止めて水面を形成し,周りの草を刈って見通しをよくし・・・農作業の合間にせっせと仕事をしているのだそうです.

Kidspark1こういう広場で何か事故が起こったら子供の両親が裁判沙汰にするんだろうか?と下世話な(しかし深刻な)ことをすこし考えてしまいましたが,しかしこのKids Parkは見事なものでした.2年前から取り組み始め,だんだん子供の間に人気がひろまりだしたとのこと. そういえば,ここはいつ行ってもだれか子供がいましたね. ちなみに右の写真で左にいるひとがその「制作者」の方.向こうに子供たちと話し込む巡検参加大学院生がいます(個人特定NGとなるように画像サイズは小さくしています).

ただし,この付近にも開発圧は及んでいまして,すぐとなりの土地は重機の音がとどろいていました(ちなみに冒頭写真の右上にはつくばエクスプレスの高架が見えています).いつまで見られるんでしょうか,こういう風景.

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2006.06.26

GAME-T on Google Earth

Gametgoogleearteh
こんなのばっかりですが,ご紹介.

GAME-T Datacenterルーチン観測点所収のステーションリスト,これをGoogle Earthに落とした図です.要するに名水大全と同様にKMLを作ったというわけです.

冒頭の写真はその結果. むー,観測点名の表示がウルサすぎるか・・・ でもこれを書かないと分かりづらいんですよね. ズームレベルをある程度以上上げたら観測点名が表示されるようにしたいのだけど.

できるかな?時間があるときに調べてみるか.現在はまだKMLは中級程度のレベルでしか使えていないので.

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2006.06.15

Google Earthで名水を

Googleearth_kyoto_meisuiWeb UIのGoogle Map APIだと,点(マーカー)がやたらに増えたときにパフォーマンスが妙に悪くなるということをうけて,今度は最近バージョン4のβが出たGoogle Earth用のKMLを書いてみました.右はその結果.京都市内の,いままでに探訪した名水マップです.御所も出町柳もよく分かりますね.

ところが,派手に文字化け.あ,UTF-8で保存しなかったからか.というわけで漢字コードを変換して保存してみたKMLを食わせてみると,

Google Earth 4 β,見事にフリーズしました.

ぶつぶついいながら4βを削除してバージョン3を入れてみたら,あれ,やっぱりフリーズ.実はもともと問題になっていたみたい.

ここで配っているge_font.zip というファイルの中にあるge_font.reg というファイルをダブルクリック.これでOK(レジストリをいじくるので,自己責任でね). どんぴしゃりうまくいきました.

Googleearth_kyoto_meisui2左図はその様子を示したところ.ただしこの画像は,「公開用」として,名水名ラベルまで付けました.自分で使うときには表示しない(おおよそ覚えているし周りの「地形」や「風景」から思い出せるから要らない)のだけど,この画像はおめかし用にラベルを入れまくっているというわけです(しかも文字が大きい). それはそうと,ましなKMLファイルをつくったら,公開しますね.

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2006.05.14

[フォト日記]韓国の花婿

「花嫁」は英語でbride.これは多くの人が知ってる.

では「花婿」を英語で言うと?

・・・あがたしは結婚するまで知りませんでした.

答えは,(a) bridgeroom. はいそこで,"A Korean Bridgeroom"の写真です:20061402_koreanbridegroom


これは横浜・三ツ池公園にある,韓国の民衆文化を紹介するセクション「コリア庭園」にあったもの.韓国の民俗宗教をベースとした村の配置を再現した,予想以上に広い敷地の庭園with建物です.その建物の中に,韓国の結婚式衣裳がありまして,こういうものを見ると遊ばずには居られないあがたしがさっそくがめかしこんだというわけです.それにしても,似合っているのかコレ.

20061401_koreanparkその建物の外観写真がこちら.三ツ池公園は横浜市立ではなくて神奈川県立.で,このコリア庭園は,県と韓国・京畿道との間の友好関係樹立を記念して作られたとか(→参考:神奈川県内自治体の友好(姉妹)交流先一覧).

園内はじつに広大で,名前の通り三つの池があります.遊具豊富で,子供たちが大喜び.地形的には下末吉面を刻み込む谷の源頭部にあたるところ.池の源をたどると小さな噴水から続く水路があり,そこにはおたまじゃくしがウジャウジャ.これまた子供たち大喜び.

なぜここに行ったかというと実はウチのbrideが子供の頃よく遊びに来たという思い出の場所なのだそうです.20ン年前には彼女もいまここではしゃいでいるチビ軍団の一人だったわけですな.といっても自称「おとなしい子」だったらしいですが.

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2006.04.28

驚異の市

家にADSLを引く.杉並の時よりちょっと速い.

というわけで,(主に家で作業をしている)名水大全のメンテを行いました.今回の作業は,平成の大合併に対応して市町村名を書き換えたことが中心.

それにしても,北杜市小淵沢町まで飲み込んでしまいましたね.同市にはすでに白州の水(旧白州町)に加えて八ヶ岳南麓高原湧水群の一部(大泉村など)が入っていたのですが,これで大滝湧水も含めて同湧水群の主要部分をまるごと含むことになってしまいました.名水百選を二つもつ市というわけです.

大合併も峠をすぎて今後は合併市町村の機能的運営をめざすフェーズにはいるわけですが,それでもまだまだ市町村合併が予定されているので,今後も名水大全においてはこういうメンテが必要です.

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2006.01.23

東南アジアの気温の波

ダナン(ベトナム中部 北緯16度)では 摂氏22度
ハノイ(ベトナム北部 北緯21度)では  10度(しかも風強し)
バンコク(タイ 北緯14度)では 27度

と,上下の激しい気温を体験して,さて戻ってきた成田では・・・

雪景色!路面凍結! ハノイの寒かったがやはり東京は強敵でした.

17時間でずいぶんいろいろな気温を体験したのでした.

聞くと土曜日に降ったそうですね.その日婚礼を入れていたカップルは大変だったろうなあ. あ,それにセンター試験もあった.リスニングは大丈夫だったんかいな.

・・・というわけで日本に帰ってきてまいりました. それにしても,前回(2005年11月)につづいて,またハノイ→バンコク便が遅れに遅れて,バンコクで全力疾走.ターミナルを走る電気自動車に乗せてもらう貴重な(?)体験ができました.

で,またしても,くらいました. そうです.荷物未着.それも今回はカルーセルに最初から「アガタヤスシ様 職員にお問い合わせください」という紙をはったボードが載って回っているという,さらに高度に進化した形(笑).  結局あとの飛行機で来ることが判明し,またしても「無料の宅配サービス」を利用できることになったわけです.

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2006.01.11

blogが始まった話:本郷給水所公苑

東京都文京区本郷に,本郷給水所公苑というところがあります.

本郷菊坂に事務所を構えるNPOが,この本郷給水所公苑の植生管理を一部任されていました.ウチ(東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻自然環境学講座環境形成学分野)でこの公苑をビオトープとしてとらえその環境教育上の意義を論じた修論を書いた学生がおり,その際にこの団体の方には本当にお世話になりました.

さて,この団体のウェブサイトはこちらです.現在改装中であちこちリンク切れですが,なかなか濃い内容のサイトであります.

で,さらにブログを始めたそうです.
こちらです.初日には

>私は都会に暮らしていますが、足もとにはたくさんの生きものが暮しています。

という発言があります.まったく同感です.

本郷給水所公苑の植生管理は,昨年いろいろゴタゴタがあったそうで,今は私が当時目にしていた管理とはいささか異なった形態になっているそうです.そのあたりの赤裸々な記述もprivate Mailでは受け取っているのですが,このblogにも出てくるのでしょうか.それともそのようなどちらかというと気が重たくなるような内容は避けて「都会の生き物たち」に焦点をあてた内容でありつづけるのでしょうか.注目です.

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2005.12.17

「高原」「結婚」・・・そして別のあがたし

昨日書いた高原直泰(ハンブルガーSV,ドイツ)の結婚話,調べてみたらもう10月にはニュースで流れていたみたいですね.ちなみにクリスマス頃挙式だそうです.ちょうどドイツのプロサッカーが休みの頃ですね.この時期を逃すとあと半年はチャンスがなくなる・・・というか半年たったらこんどはすぐにワールドカップというわけでそれどころではなくなってしまいますね.今がチャンスなのでしょう.

http://zara.jugem.jp/?eid=95

ところで上↑の記事は「関係者の話」となっていますが,14日にでた記事

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051214-00000005-sanspo-spo

によると,高原本人が認めたという内容になっていますね.

>また「クリスマス休暇に結婚? その通りです」と近日中の結婚を明言。21日のドイツ杯準々決勝・バイエルン戦(アウエー)が年内最終戦。中断期間中に、神奈川県出身の女性との婚姻届を提出する予定だ。

ところで,記事をサーチするために「高原 結婚」と検索をかけたら,もちろん上記記事などは出てきましたが,それ以外に大量に「那須高原」「軽井沢高原教会」「白樺高原」などのウェディング情報がぞくぞくと・・・

なるほど,普通に考えたらそちらですね. ほかにそういう名字はあるかな?一般名詞として普通に使われる姓.あ,自然地理関係だと「平野」さんがそうですね.「山地」さんもいますね.でもさすがに「段丘」さんや「活断層」さんはいないでしょうねぇ.一方「湧水」さんなんていないかなぁ.鹿児島には湧水町という地名(町村合併で最近できた名前ですけど)がありますね.名水百選「丸池湧水」があるところです.

閑話休題.検索についてちょいと思いついたことがあったので,シャレでやってみました:

「安形 結婚」でサーチする

安形というのはあがたしの姓です.さて,トップに出てきたのがこの人.アパレルメーカーで実力を発揮し,自分の結婚式を端から端まで自らプロデュースしてしまったという女性の安形さんです(親戚ではありません).あがたしは同姓の人は少ないんですけど,こんなところに同じ名字の人が出てくるものなのですね.実はその結婚式プロデュースのためにいったん退職しているようなのですけどその後また仕事を始め,大活躍中とのこと.同姓のよしみで,エールを送るものです.

あがたしの婚約者も,自分の道をみつけて,仕事をしています(結婚後も続けます).どんな商売なのかはナイショだけど,もちろん婚約者にも精一杯のエールを送っています.

ところでこの件だけど,先月ベトナムにいったときにあがたしの世話をしてくれた現地のスタッフがあがたしの結婚のことを知って「ほう,おめでとう.ところで彼女は仕事は何だい」という会話を始めました.「○○です」と答えると「ん,そりゃウチのかみさんと同じだ」と思わぬ偶然.というわけで乾杯(ベトナムではとにかく何かというと乾杯です). そして,「でもワイフのほうがオレの3倍稼いでいるんだよなぁ」と続けた仕草がなんともいえずおかしかったです.

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2005.12.05

千葉の水の旅:上総掘り体験[1/25]

昨日に続いて水の旅の話題.その名も「水の旅遙か」というWebサイトの情報です:

http://homepage3.nifty.com/mizunotabi/oshirase.htm

著者は南正時氏.古くから日本各地の名水を旅して写真記録をとっている写真家です(本職は鉄道写真家).

さて,その内容を上記URLから引用してみます.

================
■久留里線沿線、名水の旅
2006年1月25日(水曜日)
7時~18時・貸切バス・JR久留里線利用
参加費用・会員:9,975円・一般: 10,500円(バス代、昼食代含む)
講師・旅のエッセイスト 南正時

■主な行程(予定)
7時都内出発ー首都高・アクアライン経由-木更津または久留里線の沿線駅ーローカル線久留里線ー久留里・上総堀井戸を見学・堀削中の上総井戸掘り体験ー造り酒屋見学ー18時都内帰着予定
■上総堀体験・http://homepage3.nifty.com/mizunotabi/kazusa2.htm

お申し込みお問合せは
NHK文化センター/青山教室 電話・03-3475-1151
港区青山1-1-1新青山ビル西館
================

おわかりでしょう.この旅の案内者はその南正時さんなんですね.これはおもしろそう.時間のある方は行ってみるとよいと思います.

というわけで,「南正時 水」をキーワードにAmazonで検索してみますとこのようになりました.

どれも名水大全書籍編に入っています.まだ持っていない本がある方はぜひご購入くださいな.

ところで上総掘りというと当然千葉県が本場なのですが,軟らかく均一な地層なら結構掘れるものでして,房総とよく似た地質の鎌倉周辺でも多くの上総掘り井戸が知られています(→参考).といってもこれを鎌倉掘りと呼んでしまうとなんだか別の意味に…というネタ,以前にも使ったな.あ,ここでした.若気の至り.

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2005.11.29

九州憧憬:見知らぬ土地に想いを

こんなサイトがちょいと話題:

経県値&経県マップ

各都道府県について「住んだ」「泊まった」「歩いた」「降り立った」「通過した」「かすりもせず」を答えると,その累計得点がでるという,他愛のないものながらもけっこうハマってしまうものらしいです.

一応地理屋としては挑戦しないわけにはまいりますまい.というわけで,

結果

161点というのは高いのか低いのか微妙でありますが,何しろ九州がほぼ全滅というところが足を引っ張っていますね. ちなみに本州で泊まったことがないのが大阪府(私市の磐船神社は往復2時間かけて歩いていったのだけど).さらにかすったこともないのが和歌山県.九州は関門トンネルを往復したのと,鹿児島空港経由で屋久島に行って縦走(2泊)したことしかないのであります.

ただしあがたしの場合,「泊まった」というのは,その土地に車でいってその車の中で独りで寝た(林道のどんづまりなど,普通だったら肝試しに使われるような場所が多いです)というのも実に多数入っているので,あまり普通ではないのかも.

「どこの土地に行きたい?」と聞かれたとしましょう.あがたしが答えるとすれば,基本的には「まだ行ったことのないところ」が優先度高ということになりますね.九州には,巨木(全国巨樹ランキングは九州がほぼ独占状態.あ,静岡県のクスノキもはいっているけど)・洞窟・巨大な岩壁・大湧水・深い深い森(一部は屋久島でも経験しました)・そしておいしい焼酎・歴史的遺跡・華やかな陶磁器…もありますし,あがたしにとっては見知らぬ憧れの土地なのであります.


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2005.11.16

Yahoo!も航空写真マップサービス

今年6月以降にこのBlogでも何回かとりあげたGoogle Mapに遅れじとばかり,Yahoo!もスクロール地図&航空写真のサービスを始めたようですね. 地図には,おお,あのアルプス社が携わっているもよう.いまやYahoo!傘下なのですね.

というわけで,中央構造線・・・ってそればっかりかい(笑)
http://map.yahoo.co.jp/beta/index.html?m=aero;s=3000000;p=35/26/26.177,137/58/39.353

Google Mapの写真よりやや明るくて見やすいでしょうかね.

ほかに,Googla Map初回紹介記事にとりあげた「名所」をいくつか:

屋久島

来たアルプス(画像は槍ヶ岳・穂高岳のあたり)はべつに雪はかぶっていませんね.かわりに崩壊地・風衝裸地などがよくみえますね.そのきになればこの画像でハイマツ帯のマッピングができるなぁ.

十勝岳と富良野盆地

この二つは,いずれもGoogle Mapでは雪をかぶった姿でした(北アルプス十勝岳連峰)から,まったく違う姿を楽しめることになります

北海道から3題:摩周湖釧路湿原渡島駒ヶ岳と大沼

なんだか「水面」が不自然な色ですねぇ.でもGoogle Mapより明るい色調というのはいいんだけど. あと,駒ヶ岳はGoogle Mapと同様に雲がある画像ですね・・・ってかほとんど同じ雲の形と位置だぞ! (もっとも,周囲の雲があきらかに違っていて,お互いにどの地域の写真が同じでどこが違うか,がよく分かるものです).

日本三景:安芸宮島松島天橋立


全体的に,動き(画像の取り込み)が遅いんですよね.キャッシュもしていないみたいだし.まだこの点はGoogle Mapのほうに一日の長があるかな. でもさすがに国内の空撮画像は解像度が高いです.

・・・てなことやっていたら,あれ,画像が表示されなくなった.まだまだ試作品だこりゃ.というわけで今日はこれでおしまい. 

なお,これまではYahoo!Mapsの(固定)地図でピンポイントで位置を確定してその位置のままGoogle Mapの表示に切り替えるというツールバーを作って利用している人もいましたけど,国内についてはそれも不要になるのか,それとも・・・


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2005.11.11

ベトナム語翻訳,いや誤翻訳

女子高生の制服がまっしろなアオザイであることと,料理が日本人(とくにあがたしのような薄手の味好み)の舌に見事にマッチすること,酒を飲むときにはとにかくやたら乾杯する習慣があることなどなど,いろいろなことを知ったベトナム初体験でありました.

帰国後調べ物があって(てか出る前に調べたかったのだけど),WWWでベトナムの会社を検索すると,なぜか「翻訳する」のリンクがGoogleに.あれ?と思ってクリックしてみたら,どうやらGoogleがベトナム語ページを英語ページか何かと誤解して,無理矢理それを日本語訳しようとしたみたい.

さあ,結果は?

=====
Th?i のgian v?a のqua のch?ng のt?i か. か. nh?n の???c のkh か. nhi?u のc?u の h?i のc?a のb?n の??c v か. c?c のv?n か. か. li?n の quan??n のvi?c のd?ng?i?n tho?i di??ng (?TD か.) l?m の変復 調装置v か. thay th か. の?i?n のtho?i c か. か. か. k?t の n?i のインターネット。V か. (c?a S-Fone)?i?n のtho?i CDMA のch?ng のt?i か. か. か. か. c?p の??n のtrong の b?i " L??t WAP tr?n?i?n tho?i CDMA " の(TGVT a, 1/2004) 。 Trong のb?i のvi?t のn?y ch?ng のt?i のmu?n のcung のc?p の nh?ng のth?ng の錫のli?n のquan??n のv?n か. か. n?u の tr?n のv?i の?i?n のtho?i s か. d?ng のc?ng のngh か . Gsm (d?ng のcho のc?c 木曜日か. bao s か. d?ng のd?ch v か. c?a Vinaphone v か. Mobifone のViettel のc?ng s か . d?ng のc?ng のngh か. Gsm のnh?ng nh か. cung のc?p の d?ch v か. n?y ch?a のtri?n のkhai のd?ch v か. GPRS) 。
=====

・・・合掌

閑話休題.というわけで帰国しました.身体は元気かつノー事故だったんですが,飛行機の旅はなかなか難物でした.2時間遅れ1回,3時間遅れ1回,乗り継ぎの全力疾走1kmが1回,そしてとどめに荷物未着(生まれて初めての経験).

バンコクかハノイのタイ航空のスタッフがしでかしたことなのに成田の日本航空の社員が平謝り.同じ目にあった人が隣の荷物未着対応カウンターで「どうしてくれるんだ!」とやたら激怒していて,「ここのカウンターはこういう人ばかりくるから大変な仕事だよなぁ.ストレスたまるよなぁ,だいたい”自分”の責任ではないのに」と思っておりました,はい. 結局日航の方が5日間ほど探し回り,あとの便で届くなどして見つかったら宅配便で送ってくれるそうです.

あがたしですか?怒ることで荷物が見つかるならいくらでもそうしますけどね.まぁもともと私物の衣類程度しか入っていない(大事なもの・・・たとえば今回ゲットしてきたデータとか,そうそう,彼女へのおみやげとか(笑)・・・はもちろん機内持ち込み厳重管理♪)ので,「こりゃタダで荷物宅配サービスが使えるね♪」とバラ色の余裕こいていられたわけです.

現実には,観測機材をトランクに入れて送ることもあります,てかお約束です.それが未着だったら研究プロジェクトの進行に大きな影響を与える(実際実例あり)ので,これは人ごとではすまないんですけどね.とりあえずはダメージの少ない荷物で,バゲッジ未着の練習ができたわけです.

ほかにもいろいろ貴重な体験ができました.今回の旅のネタだけで,毎日書いても一ヶ月blogを持たせられるくらいはありますね.

さて,帰国したはいいがまったく休むヒマもなく翌日は結婚式打ち合わせ,じゃあ翌週はといえば金土日は富士宮市で実習・・・と,ゆっくりできまへんなぁ.では,blog再開です.

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2005.09.07

Google Earthの技術を語る[9.27東京]

http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/sympo2005/

9/27-28にソノ道の人にとってはたまらなく面白そうな発表会があります.題して「CSIS DAYS 2005」.正確には講演会プラス研究発表会です. もちろん人脈作りの交流会という側面も持つでしょう.

あがたしにとっては,初日午前にもっとも目を惹かれます.なにしろGoogle EarthのことをGoogleのCTOが語ってくれるのですから.

~~プログラムはこちら~~

できたらGoogle MapのAjax技術とその将来への可能性云々というねたもしゃべってほしいところ.ちなみにこのリンクは,今白山神社の祭礼で盛り上がっている中央線荻窪駅(東京都杉並区)周辺です.

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2005.07.20

酒呑地蔵尊

修士論文発表会のために,東大海洋研に行ったのであります.道は,大江戸線西新宿五丁目駅から徒歩.

この駅の近くに「清水橋」という意味深長な名前の,大きな交差点があります(方南通りと山手通り).かつて橋があったのでしょうか.山手通りが大々的に工事中で,よく分かりませんが,地形的には浅い凹凸がみられます.交差点の向こうを,方南通りにはいらずその10mくらい南で並行する道は,どうやら暗渠化された昔の川のようです.

面白そうなのでそれをたどってみました.明らかに昔橋だったことがわかる欄干が随所に残っています.途中興味深かったのは,

水防用土のう

が置いてあったことであります.やはり地形的には低所であり,もしものときにはこの付近でここが一番最初に水没するのでしょう.

つぎに出てきたのが,その名も

sakenomi
酒呑地蔵尊(笑)

小さなお堂をとりかこむおびただしい数の幟! 「酒呑地蔵尊」と「子育地蔵尊」と書いたものがそれぞれ6:4くらいの割合といったところです.

もっとも,酒呑礼賛というわけではなくて,働き者の若者に酒を飲ませたら酔ってしまってここの川に落ちてなくなってしまったのを供養するというお地蔵さんなんだそうです.むしろ酒呑みに警鐘を鳴らしているのでしょうか(笑)

海洋研へは,ここを右折することになります.川から離れると坂を登り始めるところがあり,まさに浅い谷地形というわけです.

この「川」についてWWWで調べていたら,見事な資料が見つかりました.

「世田谷の川探検隊~神田川 笹塚支流

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2005.07.04

丸い湖-2

世界選手権は今日は中日でスピードクライミング競技.日本からの出場はなし.というわけで,話を元に戻して:

先日お題に出した「ここはどこ?」の答えは,

北海道のクッタラ湖

でした.

洞爺湖支笏湖にはさまれた,特に内地の人にとってはマイナーな湖なんですが,この丸さは見事ですね.

北海道の丸い湖といえば,雌阿寒岳火口にある青沼もあります.火山周辺にたまにある,美しく青い水をたたえた小さい池なのですが,その形状はほぼ真円.たとえばここここで写真を見ることができます.

青沼は写っているか?試してみますと,ぎりぎり拡大してこれくらい.真中のごまつぶみたいな点が,そうでしょう.一応見えるといえば見える.

=====さて,第二問です.

ここに点在している円形の湖・池の名前を全部答えてください.

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2005.06.30

丸い湖-1

例のGoogle Map衛星画像は,つい先日デスクトップアプリケーションとしてのGoogle Earthが発表されたくらいですから,おおいに盛り上がっているわけであります.

で,Google Mapの「みどころ」実例紹介をしているGoogle Sightseeingでは,衛星画像上にナゾの浮遊物体やナゾの電子製品基盤画像とも思える画像を紹介していて(日本語による紹介は医学都市伝説ここここにあります),さらに興味深いことがたくさんでてきているのであります.

=====

といってもそれに便乗するわけでは全然ありませんで,あがたしがさがしているのが,

丸い湖

であります.

まずは,ここを行ってみましょう:

さて,どこでしょう?

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2005.06.29

Google Mapで湧水は見えるか

柿田川(静岡・富士山山麓)

http://maps.google.com/maps?ll=35.108528,138.900146&spn=0.065832,0.082483&t=k&hl=ja

中央に盲腸のように見えている短い川は,実はわが国最大の湧水(毎秒10トンくらい!)によって地上に「突然出現する」川,柿田川なのであります.あっというまに狩野川に合流する,清流です. いわゆる「洪水」が起こらない川なので,実に変わった生態系が成立しています.

ふきだし(北海道・後方羊蹄山山麓)
http://maps.google.com/maps?ll=42.858438,140.871677&spn=0.063257,0.082483&t=k&hl=ja

中央付近に見える池が,ふきだし湧水公園として整備されている池であります.いかにも若い成層火山山麓らしい巨大な湧水が,水音あふれる公園の源となっています.

後方羊蹄山は,ふきだし以外にも訪れる価値のある湧水がたくさんあります.一例は名水大全表紙バックナンバーのひとつにしめしました.

とまぁ,ここまでは名水大全掲示板に書いたのですが,他にちゃんと見えるところないでしょうか,といぶかっているところです.

ちなみに山口県の秋芳洞(ここも洞口は巨大な湧水と言えないこともない)は

http://maps.google.com/maps?ll=34.226360,131.305676&spn=0.064287,0.080681&t=k&hl=ja

なのですが,うーむ,見えるような見えないような微妙なところです.

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2005.06.24

ふたたびGoogle Map

apjさんの掲示板指摘されていたので始めて知ったのですが,

前回の記事やじうまWatchに取り上げられていました(2005/6/22の欄).

それを受けて同掲示板に書いた記事を転載します:

それにしてもよくあんなblogまで目を通しているなぁ.まぁRSSで釣ったのでしょうけど・・・
着目点が,中央構造線だというところにもビックリ.地球科学やってれば百回は見させられる画像なんですが,なじみがないとインパクト大きいのでしょうか.というわけで他の断層も・・・と思ったんだけど,中央構造線以外には,インパクトの大きいものは多くないんですよね.

四国の中央構造線

阿寺断層
(南東から北西に斜めに延びる線.これによって何本かの川が同じ距離だけ横にずれているのがわかるでしょうか. それと,北側,雪をかぶった木曽御岳の北斜面にみえる線は飛行機雲かなぁ?)

松本盆地東縁断層群

山崎断層周辺
付近には構造性の谷(必ずしも活断層絡みとは限りません)が多数見えています.

同ウォッチでは,
2005年5月号の5/17,19のところにでてくるナゾの浮遊物体の話が面白いです.

<<<転載ここまで>>>

それと同じ6/22のところに載った新型プラネタリウムメガスターの話もちょっと感慨深いところ.というのはつい先日日本科学未来館でそのメガスターを使ったプラネタリウムを見てきたからです.

プラネなんて20年くらい行っていなかったからか,えらく感動しました. 夜空を見上げることがちょいと少なくなっていた毎日でしたからなおさらです.

冬の星座は冬の形,夏の星座は夏の形.無機質な空にも季節の息吹があります.


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2005.06.22

自分の家の衛星画像

「阿佐ヶ谷駅」
http://maps.google.com/maps?ll=35.705094,139.635479&spn=0.016072,0.020170&t=k&hl=ja

こんな感じで,Google Mapの衛星画像が日本にも進出しました(関連記事 by ITMedia).

阿佐ヶ谷駅(東京都杉並区,あがたしの家の(JR線における)最寄り駅)の上記画像では,真ん中を左右(東西)に走る中央線がみえます.その南を並走し,やがて西のほうで斜めに交わる黒い線が青梅街道.駅の近くを縦横(南北)に走る,やや逆くの字に折れ曲がった緑の線は,中杉通りといって巨大なケヤキが列をなしている美しい並木道です.衛星からでもはっきり分かるんですね.

東大本郷キャンパスは,ここ(最高倍率).これ,理学部旧1号館中央部の取り壊しがまだ終わっていないころだから,3年くらい前の画像じゃないかな?(とローカルなネタをだす・・・).

現在,詳細写真の提供が始まっているのは,http://maps.google.com/maps?ll=35.617676,139.611511&spn=0.926971,0.983276&t=k&hl=jaの真ん中でちょっと黄色っぽく,あるいは茶色っぽくなったあたり,つまり東京首部(西は吉祥寺,東は江戸川,南は鶴見川,北は荒川彩湖あたりが境),それと神奈川中央(相模原や茅ヶ崎・江ノ島・藤沢・鎌倉など)です.と思ったら,もう一箇所あり,なぜか三重県四日市周辺(これの中央部でやや茶色くなっている部分)です.

ほか,名場面(?)
中央で斜めにカッターで切ったような割れ目がみえるのが,中央構造線の断層線谷 宇宙から見える大断層!

屋久島

北アルプスは雪をかぶっています

雪をかぶる十勝連峰から富良野盆地  右に白い十勝岳(噴煙を上げている周辺は,多少色が変わって見えますね),左に富良野盆地.「北の国から」のロケ地となったのは,その間の古い火砕流台地です.麓郷のような台地面から富良野盆地底に降りるあたりは谷の入り方が面白く,独特の縞模様がみえています. ほかに北海道といえば摩周湖釧路湿原渡島駒ケ岳と大沼あたりはどうでしょう(駒ケ岳のもそうだけど,なぜか北海道の衛星画像は雲をかぶっているものが多いです).

日本三景:安芸宮島松島天橋立 さすがにまだ解像度は今ひとつですか.今後に期待.

木曽三川と養老山地 西にある緑の高まりが養老山地.その麓はスパっと養老断層で切られています.木曽三川の微妙なつながり方が,河川科学者(造語)の心を絶妙にくすぐります(笑) ちなみに木曽川と揖斐川両河川の河口の間にあるのが長島スパーランド

というわけでなし崩し的に?人工物編:

アミューズメント施設とくればこちらも負けてはいられない,東京ディズニーランド. 18年行っていませんので,どれがどの施設なのだかサッパリ分かりませんが…

鎌倉・鶴岡八幡宮 南から参道がのびていて,ここは車道の真ん中に中央分離帯的歩道があり,これが回りより高くなっていて段葛と呼ばれています・・・とは詳しい人の受け売り.神社といえば,東京・明治神宮もどうぞ. そうそう,仁徳天皇陵はみえるかな?あ,見えた

建物でいうと,国会議事堂もどうでしょう.こちらは解像度最高.
 
おまけ:実家のある静岡県静岡市清水区周辺:
http://maps.google.com/maps?ll=35.013428,138.449707&spn=0.231743,0.245819&t=k&hl=ja 南の海沿いにある半円形の緑が,いわゆる「日本平」です.その右(東)に三保半島がくっきり.

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2005.03.31

3/28,29 地理学会

修了式が終わったばかりなのに,もう学会シーズン.というわけで東京の青山学院大学にて日本地理学会

青学は,国連大学と青山通りをはさんで向かい合う,瀟洒なキャンパスでありました.

ウチの研究室から,出るわ出るわ発表者.こちらにリストを作っておきました.

1日目(3/28)はやはり公開講演会「京と江戸の景観を復原する ―3D-GISを用いて―」が面白かった.専門知識のレベルを問わず,老若男女楽しめました. それにしてもここまで気合入っている人いるんだねぇ,とモチベーション増大. 野上(道男)先生の洒脱な司会ぶりも健在でした.

質疑応答タイム.誰も手を挙げない.満場の視線をあびて,ああやっぱり,あがたしが挙手してしまうのでした.本質とはあまり関係ない質問しかできなかったけど,「つまらん質問するな」という人は,はい,ぜひご自分で(あがたしより先に)手を挙げてください. そろそろ質問大魔王あがたしの座を脅かすような後輩が出てきてもいいんじゃないのかと思う今日この頃.

二日目,座長(本当です→証拠).といってもシキるのは二人分の講演だけだけど,座長は自分の質問より会場からの質問を優先するべきなので,自分では講演後に発表者に直接質問しに行きました.「海外研究(自然)」というセッションだったけど,TVや新聞では分からない外国の自然と人間の姿を垣間見ることができて意義深いものでした.残念だったのは聴衆の数がちょっとさびしかったこと.

そして最後まで聞いたのは,シンポジウム「ヒートアイランド研究の新しい流れ」.

質疑応答タイムはあがたしが手を挙げるタイミングを逃しました.が,あがたしが聞きたかったことは見事に他の方が質問.測れば測るほどわからないことが増えてくるという面白い(やってるほうは大変だけど)状態から,だんだん研究者間の共通理解のステージへ.

青山といえば,去年京都で訪れた,「lisn」という店の青山店があります. これはごく近くまで行かないとそこが何かの見せであること自体が分からない不思議な外観でありました.入り口のドアも,店の入り口にしては微妙なデザイン(まぁ周りにはこういう店が多かったですが)

中は客がおらず,静かでした.時間はあまりなかったのだけど,できるだけゆっくり,お香を選びました.

うち一つは「こねこのあくび」っていう名前なんだけど,これに限らず,どのインセンスも面白いネーミングなんですよね.

夜は原宿駅前という,あがたしにはなんとも似合わないシチュエーション(笑)で,修了生を送る会.

これでお別れ,という学生も多数. 4月からの飛翔を祈ります.

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2005.03.09

巨星墜つ[訃報:ハザードマップの父]

地理学科出身者としては触れておきたい話題:

「早大名誉教授の大矢雅彦さん死去 」
http://www.asahi.com/obituaries/update/0308/001.html

ハザードマップ,つまりこういうタイプの災害が起こったときどこがどういう被害を受けるかを地形学・河川工学などの知識を生かし克明に描いた地図があります.それらのうち,とくに洪水災害に関するマップに関する生みの親の一人です.

いまや重要な河川では洪水ハザードマップが作られ,公開される例(「予定」も含む)が普通になりつつあります.しかしかつてはそうではなかった.たとえ(研究レベルで)作られても公開されることはむしろまれでした.

ところで,

>>59年の伊勢湾台風で起きた大水害を、ハザードマップで事前に予測するなど、防災地図作製の基礎を作った

とありますが,その予測が実際に社会に活かされたかといえば,すくなくとも伊勢湾台風のときには,そうでもなかったということもあります.しかしそういう教訓を経てこそ,「今」があります.

現在の防災体制,そしてその未来像を,どう見てらっしゃったのでしょうか.合掌です.

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2005.03.08

【雑誌】「一個人」の名水連載

またまた名水掲示板から転載.予算締め切りまえはいろいろと忙しいのです.

=====以下転載

一個人」という雑誌(KKベストセラーズ)に,「全国の名水・湧水を名車で巡る」という連載記事がありまして(カラー3ページ),取材協力ということであがたしの名前もこっそり紹介されています.

さて,今年に入ってからの紹介湧水(プラスアルファ)は,

1月号:
 湧玉+棚下不動滝(群馬県北橘村・赤城村)

 名水ファン・滝ファンにはよく知られているにしても,現地に行くと全然観光地でない(てか観光案内板もない)というふたつですね.インタビューは湧玉を擁する神社の方.
 ちなみに登場した車はトヨタ・アイシス1.8L 2WD(L).メイン特集は「仏教を愉しむ旅」

2月号:
 出流原弁天池+蓬莱八瀑(栃木県佐野市・田沼町)

 一応名水百選で周辺は観光地なんだけどいついってもポリタン族を見かけない不思議な水場ですね.組み合わせた渓谷(熊穴渓谷)は,マニアックな深い渓谷ですが,とりあえず入口だけを紹介.インタビューは佐野市教育委員会の方.
 車はスバル アウトバック L.L.Bean Edition メイン特集は「脳がグングン若返る脳力アップ読本」

3月号:
 弁天清水+真楽寺大沼池(長野県小諸市・御代田町)

 珍しく湧水二連発です.弁天清水は南さんのお気に入りの一つだったりします(http://homepage3.nifty.com/mizunotabi/10sen.htm).大沼池は,浅間山の湧水を調べている学生に「お勧めはどこ?」と聞いたら南麓のイチオシとして紹介してくれたといういきさつがあります.無名の巨人.インタビューは弁天清水の昔を語る,歴史な方.
 車は光岡自動車(輸入元) TD2000というなんともクラシックなもの.これで旧碓氷峠を越えれば気分は最高? メイン特集は「桜と花の絶景巡り」

4月号:
 滝の不動尊+豊英大滝(千葉県富津市・君津市)

 いろいろな名前で呼ばれる,千葉県代表の湧水.組み合わせられたのは,ナメの美しさでしられる豊英大滝.インタビューは,その水を今も守りつづける有志グループの代表の方.
 車は日産 フーガ 350GTスポーツパッケージ2WD.バッハ好きの安形氏には気になる名前か? メイン特集は「和の作法帖」

=====転載ここまで

車についてはエラそうに書いているけど実は全然分からないので単なる見た目の印象を書いただけ.けど,最後の「フーガ」(こんな名前の車があるなんて知らなかった)は,ホンダの「プレリュード」と並走すると,さらにバッハっぽくなるかもしれません(?)  ついでなら両方とも24台づつそろえて平均律行進といきますか!

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2005.03.02

東大入試に水資源(と自然環境)

国立大学入学二次試験(の前期日程)が終わりました.

東進ハイスクールがさっそく(asahi.comの軒先を借りて)問題公開,正答例作成→東大のはここです

東大自身もまだ公開していないのにねぇ.即日に問題発表.実に素早い.

さて,一応地理学教室卒業生としては,地理の問題(PDF)を見ないわけにはいきますまい.

すると,おっと,第一問の設問B(PDFの4ページ~5ページめ)に思いっきり国別水資源問題がでているではありませんか.

水は世界を救うと同時に(それを勉強していた)受験者を救ったのかも? ところで,mm/年という単位とkm3/年という単位が,問題の表に出てくるのだけど,この二つの単位の間を自由に行き来できる能力があれば,(1)の国当て問題は簡単.実はこの二つの数値から国の面積がおおよそわかる.ニュージーランドは日本より少し小さい国だという認識さえあれば,ニュージーランドは選択肢に出てこないことは計算するまでもなく一撃で理解できる(出てくる数値の桁が違う)ので,あとは適切に消去法なり可能性の高いところから埋めてゆける.  この,国の面積を読み取るというセンスがなければ,意外と難問だったかもしれません(ちなみにインドが1000mm/年を越えるというのは意外かもしれないけど,よく考えたら世界最大の年降水量の地点はインドにあることを考えれば,とくに「へぇ~」というレベルでもないかも).

他にもグローバルな砂漠化の深刻化や熱帯雨林減少問題とか,中国では西部大開発,日本だと過疎化と都心回帰,再開発など,教科書だけでなく十分現代の社会についてよく知っている必要があるような,イマ風のネタが続々と出てくるのでした.

これで高得点できる受験生,頼もしい.ぜひ会ってみたいものです. 4月になったら,ういういしい顔を見せてね.

ちなみに,英語の問題(これもPDF)にはイマはリスニングのところがある(あがたし受験のころはなかった).12ページ目からはじまるその問題を見ると,化石燃料・自然エネルギー・風力発電というこれまた現代ネタに続いて,風力発電と景観保全の桎梏というなんともウチの研究室にぴったりのネタが登場(新領域創成科学研究科自然環境コースでは,景観と自然環境を両方やってる)したみたい. 

そして,その自然エネルギーというのは昨年の地理の問題(PDF,36ページ目からに注目)でも出てきています.

前述にもどって,英語のp.20からはじまる問題は,16~17世紀に起こった科学革命に伴う人間の自然認識の変遷~それも神と人間の関係にまで立ち入った内容~で,実にあがたしの好みの題材ですね. しかしオレ,高校の頃こんな勉強全然やってなかったぞ…(笑)

なにはともあれ教科名ではなくて本来の意味での「社会」を知るって大事ですね.「環境」ネタも同様.そしてそれは,受験生にとってもそうだったみたいです. どこかで聞きかじったような生半可な理解・知識ではなくて,ちゃんと正確に認識を高めて,入学してきてね,受験生の皆さん!

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2005.01.27

静岡の水へ[1/3の日記]

1/3に,帰省からの帰りがてら寄ってきた水があるのですが,よく考えたらこれはこちらに書いていないような気がしたので,今慌てて追加. こちとら,学生の修論提出締め切り間際という修羅場なので,手抜きご容赦です:

=========以下転載(→オリジナル

●清水屋の湧き水(志太郡岡部町宮島字板取)

お茶所朝比奈の,茶畑に湧く水を道路わきまで引いてきてあります.400cc/sくらい. お茶の品評会のときに使われる,と文献「静岡県の湧き水100」(静岡新聞社)には書いて有りました. 清水屋というのは土地所有者の屋号だそうです.確かに屋号をつけるとすればコレしかないでしょう...

この水が,ぼくにとっての今年の若水になりました.

北緯34度57分53秒,東経138度15分15秒

●新舟の岩滝不動(同町新舟)

上記の水にいく途中でたまたま看板を見たので行ってみました(意味深な名前ですものね・・・) 湧き水ではなくて,小さいながらも落差のある滝でありました.滝壷は小規模ですが,さすがに水の美しさが印象的.

北緯34度57分35秒,東経138度14分36秒

●貴僧坊の水神社(伊豆市中伊豆町貴僧坊)

上の水とはえらく離れていますね.実はこの水にはどうしても行きたかったのです.で,途中とおった三島の水(静岡の両親の話によると,今は水が豊富だそうです)も柿田川もパスして,大渋滞のなかなんとか抜け道を迷走しながらたどり着いたのですが,ああ無情,すでに暗くなっていました.

天城山からの溶岩が果てたところから大量にわいてくる水が,ひろい山葵田を潤しています.が,ぼくが行ったときには水音を聞いただけでした・・・ それにしても,こんな暗いときにわざわざ行ったら山葵泥棒と間違われそうだな(笑)…なんて思っていたら,なんと,こんな暗い中に水汲みにきていた夫婦がいました.

そばの民家で,犬が散々ほえていました.こんな時間に長居するのは近所迷惑だな,と思って早々に退散しました.

それにしても,無駄な時間・無駄な労力・無駄なガソリン(とCO2放出)をしてまで,いったい何をやっていたのでしょうか今日一日(笑)

でもまぁ,「行きたい水」がまだまだわが国にには有るというのは幸せなことです.

北緯34度55分6秒,東経138度59分3秒

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2005.01.23

行ってきました,12000円のチーズケーキ

鎌倉駅→鶴岡八幡宮(喪中なので参拝はせず.以下同じ)→西御門跡→白旗神社→源頼朝墓所→大江広元&島津忠久墓所→東御門跡→荏柄天神鎌倉宮→永福寺跡→Cobo Cobo Cafe豊富なメニューの中から,当然ながらビールを注文(笑))→瑞泉寺(湧き水発見)→鎌倉宮に戻る (以下すべて徒歩)

鎌倉宮→鎌倉駅(バス)

鎌倉→由比が浜(江ノ電)   由比が浜駅→鎌倉文学館(徒歩)

文学館入り口→見晴(バス)

そして今日の本命にたどり着いたのは,閉店間際の16:50...

ホルトハウス房子の店「ハウス・オヴ・フレーバーズ」です.鎌倉山の谷戸源頭にたつ,急斜面に張り出したような不思議な空間の店,看板がなければまずたどり着けないところでした.というよりすぐ近くに行くまで,そこがケーキ屋だとは思えないようなさりげないたたずまいです.しかし内部に入るとその建築・インテリアに対するこだわりの強さがびしばしと伝わってくるような場所でもありました.(ちなみに位置は地図で示すとここです.鎌倉駅からは「鎌倉山」方面行きバスで「見晴」バス停下車.徒歩3分)

さて,本当に実在しました.12000円のチーズケーキ.ピース売りは一切なし.店内にはティールームはありますが,そこではこのチーズケーキはでてきません.完全テイクアウトのみです.正確には大12600円小4200円です.小といっても18cmとけっこうデカい(大のほうは19cm.ただし小より厚さが2倍になるボリューム)ので,小のほうを買ってきました.

これから,震える手で(笑)カットし吟味する予定です.ちなみにお店からのメッセージによると,

>当店の焼き菓子類は、焼き上がりから日毎に熟成が進み、風味が増し、それは一週間ほどで、ピークに達します。
>お菓子の包みを開き、ナイフを入れる度に昨日とは異なる風味の変化をきっとお感じになることでしょう。

だそうです. これから数日間,楽しみな日々が続きそうです(笑).

それにしても,面白そうでかつ今まで言った事のないところを地図を頼りにつないで行ったら,なんだかトンデモないコースになってしまいました. でも,新湧き水の発見もあったし,他にもいろいろ心浮き立たせてくれることがあったし,これまで一番楽しい鎌倉,でした.


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2005.01.16

湧き水の町

別のところにも書いたけれど,やはりこれはお伝えしなくてはなりますまい.

先日書いた平成の大合併のもう一つの余波として,湧水町という自治体が鹿児島に誕生します.以下,引用(一部修正)

========

http://www.yoshikuri-gappei.jp/

3/22に鹿児島県栗野町・吉松町が合併してできることになっている新しい町の名前は,なんと

湧水町(ゆうすいちょう)

のようであります.

栗野といえば,丸池湧水のあるところですね.
吉松には,竹中池というところがあるようです.これまで,名水百選候補リストに「川添湧水群」というものが名前だけ載っているというのが唯一の資料だったんだけど,すこし手がかりが見えてきました.

もっとも,
http://www.yoshikuri-gappei.jp/m.html
をみる限りでは「西きりしま町」と最後まで接戦だったようです.

ついでにいうと,住民意向調査
http://www.yoshikuri-gappei.jp/m/chousa-kekka.pdf
では,「栗吉町」が第一だったそうで,なかなかフクザツな感じがします.

=====引用ここまで


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2004.12.29

平成の大合併…の余波

名水大全の更新を,最近またやるようにはなってきたんですわい.というわけで,それに関して掲示板に書いた記事を転載することでお茶をにごします・・・

=====以下転載(一部リンクなど改変あり)

名水大全の自治体振り仮名は,郵政公社の郵便番号・住所リスト
http://www.post.japanpost.jp/zipcode/download.html
をもとに自動的に振っているのですが,最近の市町村合併により,このリストは大幅に変わっています.

というわけで最近のデータでもってやってみたら,まぁ出てくるわ出てくるわ合併・編入! 名水どころとして有名な大泉村・白水村・白州町・六郷町・伊吹町(あえて都道府県名は記しませんが,どこだか分かりますよね)・・・も名前が変わっています(ちなみに山梨県北杜市は大泉村と白州町を含むので,結果として名水百選を二つもつ自治体になりましたね). 本日,これらの変更をすべて名水大全に反映させました.

今回からの試みとして,旧市町村名も「(旧○○村)」のように入れてみました.

ところで現在の段階のリストは,なぜか来年2月に予定されている合併まで反映されたものとなっております.それらもすべて変更してしまっていますが,念のため,上記とは別に現在の市町村名を「(現○○村)」といったふうに書いておきました.

さて,どんな変更があったのかは,国土地理協会の資料

http://www.kokudo.or.jp/new/cities/

をみるとまとめられていますが,今回の名水大全ではどんな変更があったのか,リストにしてみましたのでこの発言へのコメントとして書いてみます.

=====転載ここまで

末尾にある「コメント」うんぬんは
http://hpmboard1.nifty.com/cgi-bin/thread.cgi?user_id=QWQ02743&disp_no=1620
をご覧ください・・・

郡ごとなくなるような合併・編入の繰り返しで,いまや自治体数は3000を余裕で割るようになってきています.今回使用したリストでは2897個となっていました.

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2004.12.14

紅葉の京都へ [12/2~5の日記]

<<< 12/2 木曜日 >>>

京都では,ついにかってしまいましたするっとKANSAI. ネーミングとしてはJR西日本のICOCA(イコカ)がよかったんだけど,まったく使う機会がないことは歴然としていたので・・・とりあえず,今日からは気分だけでも関西人

ホテルでタイの懐かしき(いや,もはや腐れ縁といっていいくらい?の仲良し)友人知人同僚とであう.聞けば全員同じホテルとのこと. ホテルは三条河原町. 夕食へつれてゆく.向かうは木屋町の居酒屋.

女性陣の希望は魚料理.というわけで海鮮系を狙ったが・・・失敗! 彼らは刺身が食べられない. で,その店の魚は刺身がメイン… わかさぎのてんぷらやはぜのフライでごまかす.これはこれで好評でありましたが,冷や汗ものでした. 

前日が誕生日だったあがたしのために,彼らは(得意の)合唱で「Happy Birthday」を. タイの人はカラオケ好きで,そして全員で合唱するのがすきなのです.

全員で先斗町を通り抜け,明日からのがんばりを誓って解散. そのあとは,案内の途中に発見した焼酎280種類という店(ホテルのすぐ近く)に単独で行く.丸西・同自然流・三段じこみ・くじらのボトル…

<<<12月3日>>>

The 6th International Study Conference on GEWEX in Asia and GAMEのはじまり.場所は京都国際会館と思い込んでいたら,四条烏丸駅でばったり後輩に出会い,間違いを知る.正しくは京都国際交流会館. この二つ,両方とも左京区にあります.まったもくって紛らわしい. まぁよく確認しなかったほうが悪いんだけど.

さて,会場へ.地下鉄蹴上駅から歩いて5分とかからないところです. 目の前はインクライン琵琶湖疏水記念館. 

何を隠そう,始めてみました
(いちおう土木系の河川工学・水辺環境研究室にいたはずなんだが・・・)

昼休みは結構長い.そして会場は南禅寺の目の前. というわけで,お弁当を買って観光としゃれ込みます.

が,有名な山門とか,永観堂とかに行き着く前に,手前右にあった金地院にフラッっとはいってしまう.そこで,同院には長谷川等伯の水墨画があることを知ります.実は絵そのものは知っていたけどここにあるとは覚えていなかった(まだまだマニアの域には遠いなぁ). この絵は一般ルートには入っていないのですが,特別拝観のコースにあるそうです.申し込んでみると,本来は往復はがきで前もって…ということなのですが,今日は(たまたま)別の申込客がいるので,それにくっついてゆく形ならOKだとのこと.時刻を聞くとあと45分くらいでスタート. ぜひぜひというわけで申し込みます.

45分をどうしよう,と思ったら,明治に作られて以来非公開だったのが,最近初めて一般公開されたという何有荘がすぐそばにあることがわかったので行ってみます.東山の裾野,琵琶湖疎水の水をふんだんに使った,カエデだらけと言ってもいいくらいの紅葉の庭でありました. 

山の裾野に小規模な地すべりブロック状の高まりがあり,その上にとくにかえでが多い・・・とかいったところをつい見てしまうあたりが職業病だなぁ(笑)

それはともかくとして,指定時間に金地院に戻ると,特別拝観コースのスタート(700円ばかりよけいにかかります).お目当てのものは,方丈の奥や裏にありました. 京都三名茶室のひとつ(ほかは大徳寺曼殊院にあるとのこと)「八窓席」と,もちろん長谷川等伯の障壁画「老松図」および「猿猴捉月図」.

この場所の様子は日本テレビの番組にて紹介されています.

等伯の絵を,自分の息がかかるくらいの近さで見ることができました(高台寺圓徳院のときも,これほど近くではなかったです).

今くしゃみしてツバを飛ばしてしまったらエラいことになるな…と考えておりました(笑)  いや,隣の老松図にははっきりとしたしみがあったので,なおさらです. それはともかくとして,東京国立博物館の国宝「松林図屏風」の見事な葉っぱの表現にも相通ずるところのある,墨だけによる猿(テナガザル系)の毛並みの表現は,近くで見れば見るほど天才の技の奥深さを感じさせてくれる代物でありまして,鳥肌がたつような思いがいたしました. 

さて,懇親会はだいぶ離れたところにあり,若者は地下鉄で移動となりました.飲みかつ食らい,そしてもちろん語り合い…

昨日行った店で教えてもらった店にて,ついに芋焼酎「明るい農村」(それにしてもなんちゅうネーミング.ラベルデザインもかなりキてますよ.そして味は絶品)にありつきました.

タイの方からは,「Golden Pavilion」に関する情報をかなり詳しく聞かれました.実は最初何のことかわからなかったのだけど,金閣のことですね.

<<<12月4日>>>

雨が降ってきたけど大会は盛り上がり続ける.で,夕方は,GAME-T関係者宴会. 前日に発案された50名以上の宴会の予約を(それも会議場のすぐそばが宴会場所)見事にこなした幹事さんは立派. 畳の大部屋に集まった60名の前にはうどんすき.途中で「アジアの宴会部長」松本さんが音頭をとり,大カラオケ大会勃発.ただし全員アカペラ! 

皮切りはやはり虫明先生の「すばる」.GAME-Tはやっぱりこれでしょう(アジアで一番有名な日本の歌かもしれないけどね). 山中さんの「北国の春」や(突然駆り出された)宮崎さんの「乾杯」などが続き,そしていつしかマイク(?)は各国代表へと移ってゆきます. タイの人は,さすが!全員で合唱.中には不思議な指の動きをする例のタイ・ダンスを繰り出す人も.

・・・ここで,あがたしのことを本当によく知っている人なら,ピンとくるでしょう.この場であがたしがやったことを・・・

そう,一緒になって踊りだしたのです(笑)

ほかに,韓国ソング,ベトナムの歌・・・とインターナショナルなお祭り騒ぎは夜遅くまで続いたのであります.

2次会は,偶然にもGAMEをウラで仕切っている若手グループが集結することになり,,あがたしが発見した焼酎バーにて,プロジェクトを動かす醍醐味と苦労についていつまでもいつまでも語り合っていました.

<<<12月5日>>>

この日はGAMEの将来を考えるディスカッションが主.昼飯も取らずに2時くらいには終わり.

さて,その後どうするか? タイの人の一部は南禅寺などの観光にいくそうですが,一部寺町通りの免税店やお土産ショップに行きたいとのこと. というわけで寺町通りと新京極を案内することにしました.

寺町通の,四条通より南側はちょっとした電気屋街になっており,そこには近年あたらしくできたらしい免税コーナーがあります.デジカメのInternational版を欲しいということだったので,店員さんをつかまえて(免税コーナーの癖に英語があまりはなせない店員はどうよ…)あれこれ通訳しながら交渉. といっても,タイの方は値切り交渉をあまりしないという日本の家電ショップの流儀が不思議そうでしたが…

なんとかデジカメを買い,そしてみやげ物(金閣グッズと,ハンカチが大人気)も買い,新京極では,錦天満宮を案内.「God of Wisdom」と紹介し,「試験の前には学生が来る」というとオオウケ.ここには地下水くみ上げの水が常時流れており,京都の水環境についても解説.ついでに神道式礼拝法も教えました.

3時間にわたってあちこち引っ張りまわしてしまいましたが,逆に恐縮されてしまいました.ぼくも楽しかったから,そんなにお礼を言われないでもOKなのに.

名残惜しいのですが,電車の時間が迫ってきています.バンコクでの再会を約束して,お別れ.

GAMEとは,こういう人的交流によって支えられている国際プロジェクトなのであります. ハナバナシイ活躍の場(てかチャンス)も当然ながら与えられていますが,それよりはこういう仕事のほうが楽しいなぁ.

さて最後に,四条烏丸で,友人に紹介してもらった現代風のお香の店に立ち寄り,その足で京都駅へ.

<<<そして現在>>>

部屋にはそのお香の香りが立ち込めまくっているというわけです.

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2004.12.11

賑わいと静寂 [11/28の日記その2]

その1から続く>

二子玉川についた時点で,

すでに2時間予定オーバー

でありました.ここで,その道の人には常識となっている法則を紹介しましょう:

巡検の法則:「すべての巡検は,予定の2倍時間がかかる」(笑)

この時点で開き直って,巡検は静嘉堂で打ち切ることにして,二子玉川で優雅にランチとしゃれ込むことにしました.

が,これがまたひと苦労. 入れる店がなかなかないのであります.もう2時過ぎだとういうのに・・・11月の快晴の日曜日,人出は大変なものでありました.

高島屋ショッピングセンターの6階の東テラス(外の階段のあたり)から,今までに通ってきた緑の帯を遠望できるところがありますので,そこでぼんやり遠くを眺める.また,南館11Fには逆に西側の,さらに続く崖線の緑とそして多摩川がよく見える窓があるので皆で展望を楽しみます.

なんとか食事にありつく.いろいろな話で盛り上がりました.

「明月記」を書いたのは藤原定家というその道のスーパースターで,その独特の筆跡は,その後ずいぶん長く人々に影響を与えたのだそうです.その筆跡は,現代の審美眼でみたら,見た瞬間に「キレイ!」と思えるような感じでは,正直言ってないあたりが,不思議なものです.そういう筆跡のことを定家様(さだいえさま ではなくて ていかよう)といいます(読売新聞大阪の「歴史のかたち」に解説記事があります).

さて,二子玉川駅から静嘉堂へバス.距離にして1.5kmくらいですからすぐ着く・・・と思ったら大渋滞.

静嘉堂とKさんの関係は,ご自身の研究上,どうしても古典籍類の「本物」を手にとって調べなければならないことがあり,そのため静嘉堂文庫(静嘉堂文庫美術館ではなく)を含むいろいろな文庫に通うことがよくあった/ある ということなのだそうです.

やっとこさ着いたのが15時55分.看板をみると,

なんと入場は16:00まで! 16:30じゃなかったんだ,悠長にランチ食ってる場合じゃなかった!
 (あとで調査したら,これは単なる調べ忘れだったんですけど)

静嘉堂は,入り口から美術館までが,これまた遠い.だらだらと坂を上ることになります.タクシーならこの坂をイッキに駆け上がってくれるんだけど・・・ 急いで歩いていたらサンダルの緒が切れて,散々なのであります.

どうみても16時を過ぎているだろうという時刻(笑)に,やっとこさ入場.

世界の至宝,曜変天目茶碗にふたたびご対面です.

12世紀の中国(南宋時代)で作られたとされる伝来品ですが,中国では現存するものは確認されてないそうで(どっかの大金持ちがこっそり…ということはないのかなぁ),現在伝来するのは日本のみ.どこからどこまでを曜変天目と呼ぶかによりますが,確実にわかっているのは東京(静嘉堂)・大阪・京都に一つずつ(東京の根津美術館にも曜変天目と称する茶碗があるけど,展示されていたものを見る限りでは,種類としては油滴天目でした←あがたしの記録 on 2002年).  それから滋賀県のMIHO MUSEUMに,こんなの(別の写真はこれ)がありまして,これがまた微妙.実物を見なければわからない(たぶん見てもわからない?)けど,まぁこの主張のようにこの茶碗が正真正銘曜変天目だとすると,それでも,

世界でたった4つ

の茶碗というわけです.

なぜ希少価値が出てくるのかというと,現代の技術をもってしても,これらの茶碗の美しくもあやしい光彩を再現することができなかったからです.

しかしつい最近になって,林恭助さんという気鋭の陶芸家が,かなり現存曜変天目茶碗に近い風合いをもつ茶碗の製作に成功しています.その展覧会の様子はTakさんのBlog「弐代目 青い日記帳」の「―歩天譜― 曜変・林恭助 」展(2004 10/13)にみることができます.

さて,静嘉堂の曜変天目.上記Blogに引用されている記事をそのまま孫引きいたしますと,

>静嘉堂の曜変天目は、つややかな漆黒の肌に、満天の星月夜のような星紋がいっぱいに
>広がり、その星紋をからめとるように青白い光彩が七色に明滅する

とありまして,私には文才がないんでどうもこういう表現を自分で書くのは苦手なのですが,まさにそのまんまであります.

今回は,庭園から光を取り入れられる空間に展示してあり,日没とともに変わってゆく自然光のもとでの光彩の変化も時間を追って楽しむことができました.

ところで,展示会には江戸期の書状が展示されていました.Kさん曰く,「これ,定家様ですね」

・・・唖然

なぜかというとこの書状書かれたのは定家さんの没後400年は経っているのです.死して4世紀のちまで,後代の人に影響を与える書,それほどモノスゴイ人,モノスゴイ書だったとは露知りませんでした
(でも,まさかたいていの歌人は5世紀くらいは平気で影響を与えるのが普通だったりしないだろうか…)

そして,書状をみてそれが定家様だとひと目でわかるというのも,今日はこればっかり言ってますがさすがプロ.あがたしには言われるまでまったく気づきませんでした.

最終日だということで閉館時間を10分延長していただき,16:40に出場.すっかり暗くなった庭園を横切り(ここは肝試しに使える),歩いて二子玉川まで.

そんなこんなで,自然科学と人文科学のコラボレーション巡検は無事終わりました,とさ.

もうちょっと参加者が多いとよかったかな.まぁまた次の機会があるでしょう.この種のマルチ趣味巡検がもっと増えると面白そうですね.

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緑と水と古の文字と [11/28の日記 その1]

去る11/28は快晴の日曜日.本当に雲ひとつない青空.

東急大井町線等々力駅に集まったのは,あがたしと後輩3名(うち一人はベトナムからの留学生Gさん),そして,某女子大学から研究者1名.仮に名をKさんとします. Kさんはじつは初対面. 水じゃなくて,中世日本文学の専門家です.

駅からすぐに,等々力渓谷. 谷の両側は緑に覆われた急な斜面. ところどころに見えている地層から,海成の砂層のうえに河成の円礫層,その上に火山灰(いわゆる関東ローム)という積み重なりが,よく目を凝らすと見えてきます.

さらによく目を凝らすと,礫層の中にシルト質のところがあって,Gさんさすがに目ざとく見つけて崖を這い登ってゆきます.メコンデルタの地層と,そこだけ似ているのかもしれません.

うーむ,さすがプロ!

斜面のあちこちから小規模な湧水が出ていて,川沿いの遊歩道はぬれて滑りやすいです.

一番大きな湧水は,等々力不動の滝.落差2mほど.明らかに禊の場となっています. また,わき口と地層の境目との関係もなんとなくわかります. そばに立っているのは不動明王と,それからお稲荷さんの祠. 日本の宗教心についてGさんに説明.これがまた難しい.

渓谷を歩き下り,右に曲がって台地を越して多摩川ぞいの低地へ.そこにあるのが先週いった善養禅寺大きなカヤの木があります. 先週きたのが,15年以上ぶりの再訪でした.最初に来たのが,東京に25cm雪が積もったというモノスゴイ日でありまして,そのときの等々力渓谷の写真は,本当にこれが東京なのかという状態であります.

全国巨樹巨木林の会ができるよりずっと前に行った木であり,あがたしにとってはきわめて初期の頃会った巨樹ということになります. なんだか自分の原点という思いのある場所で,感慨深いものがあります.

さて,そこからは多摩川の作った崖の下を流れる丸子川ぞいに,北西へ.一路五島美術館をめざします.崖線には緑が多く,また,それに沿って建っている建物にはけっこう個性的なものがめだちます. また,よくみるとたくさんの小湧水が見つかります.

五島美術館の展示は,冷泉家の国宝明月記.これについては先週書いたので詳細省略.が,展示会看板をみてニッコリ笑うKさん.何かというと,

振り仮名が「めいげっき

「めいげき」ではないのです.少なくとも冷泉家では「めいげっき」とよぶのであります.このことは安形氏は展示解説をみて先週初めて知ったのですが,看板に書いてある読み仮名が冷泉家バージョンの読み方だということはまるで気づいていませんでした. それをめざとく見つけて反応する,これまた,

うーむ,さすがプロ

と思わせてくれる動作でありました.

巡検そのものは五島美術館庭園をみるだけの予定だったのですが,Kさんと,それからなぜか謎のおばさんから無料招待券をもらったGさんが,明月記展へ. 「紙の資料が1000年残る」という事実に,Gさんは何を思ったでしょう.

展示室でKさんのニッコリ度がさらに高くなっただろうことを想像しながら,巡検本隊は庭園へ.ここは,
 ・崖線の上下を占領し,
 ・台地面上に屋敷をたて
 ・崖線の下部には湧水があり
 ・水を生かした日本庭園風にしている
という,あまりにお約束な金持ちの庭なのであります.

蓬莱池というところに,もっとも目立つ湧水があります.これがまた不思議な湧き方をしており,1分ほどの周期で湧出量が明瞭に変わるのです.一応間欠冷泉と呼んでもいいかもしれません.カルスト(石灰岩)地域にはたまに見られる湧泉ではありますが,段丘崖の崖線湧水では珍しいでしょう(もっとも,金持ちのことだから地下になにかシカケを仕込んでたりしないだろうな…)

やはり(?)ニコニコしながらでてきたKさんと,不思議なものを見たという表情のGさん.庭園入り口で合流.もう一度庭園を案内します.

さっそく,展示解説が間違っていたことを話し出すKさん(笑). さすがプロ 目の付け所がちがいます.

こちらも研究者どうし.そういうノリはよくわかります.脇で聞いていると何が面白いんだかわからないかもしれない会話(笑)で盛り上がります.

五島美術館からは,上野毛駅に出て二子玉川へ. 電車内で,後輩が「うえのげごしまびじゅつかん」と大声で会話しているのは恥ずかしかったが(笑),まぁそれはともかく,電車からもこの付近の地形構造や緑の配置はよく観察できます.

でもそれは,言われなければ,同じ線を何百回通っても気づかないものでありましょう. 大学1,2年のあがたしにとって,そのころすんでいた東京都調布市の地形がそうであったように

<以下,その2に続く>

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2004.09.16

幻の島

ひさびさに「感動できる」WWWサイトに出会った.

「地図にない島」というロマンティックな表現があります.
で,天邪鬼のあがたしは,「その逆」,つまり地図に載っているのに実在しない島ってあるのかな?と考えたことがあります.(ある,というのは実在する,の意味じゃないですもちろん)

そのときは深くは考えなかったんだけど,答えは「ある」のです(くどいようですが島自体は実在しません).

日本付近を中心としてそういう島々を紹介したサイトが,

幻想諸島航海記

じつはトップページである望夢楼は以前覗いたことがある(「神々の指紋」のインチキと錯誤に関するページ)のだけど,この「幻の島」に関する資料は気づいていませんでした.

いやぁ,面白い.ネタの面白さもさることながら,微に入り細を穿つ調査がなんともマニアックでイイです.

とりわけ印象的な島は,何度も取り上げられている中ノ鳥島. 海図から抹消されたあとも法令にその名がでていたなんて驚きです.

明神礁.雲仙普賢岳の災害のとき,「明神礁以来の火山災害死亡者数」というニュースがでていて,ちょっと記憶に残っている人もいるかも.

繰り返しになりますが,ひさびさに感動しました.

注記:上記サイトの作者長谷川さんは「中央公論」の最新号(2004年10月号,「日本の領土・日本の防衛」特集)に,「幻の日本領・中ノ鳥島をめぐるミステリー」という文章を発表しています.

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2004.04.18

ハープ橋

かつて土木系の研究室にいたのだけど,斜張橋に「ハープ型」と「ファン型」の二種類があるとは知らなかった.

で,通称「ハープ端」として知られる,秩父公園橋,これも斜張橋なんだけど,実はファン型なのです.

ハープ橋の景観設計に携わった先生とともに,ハープ橋を歩く機会がありました.いくどとなく通った橋であり,変わったデザイン,変わった照明とまでは思っていたのだけど,形状のみならず色の使い方・部材の選び方・くらしの中での位置付けなど実に細かい配慮がされているという話をきけて,また新たなものが見えてきました.

見えなかったものが見えてくる,こういう感覚・こういう体験はいつまでたっても,素敵です.

ちなみにこの橋には,1993年,土木学会の「田中賞」の作品賞を授与されています.

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2004.04.16

あゆ,北へ奔る

国土交通省河川局が,アユの遡上に関するWeb資料を公開し始めている:

http://www.mlit.go.jp/river/ayu/index.html

ちゃっかり魚道の宣伝もしているあたりはご愛嬌だが,その魚道をむしろアユのモニタリング施設として積極的に?使おうという姿勢を是とするか否とするか.

昨年.鵡川でアユが確認された.放流などだれもしていないだろう…ということで,太平洋側の新たな北限となったわけである. 体長23cmとくれば,なかなか立派なものだね.

あがたし故郷の清水(静岡)には興津川というきれいな川があり,この川はアユの解禁が東日本でもっとも早いことで知られている(→興津川アユ釣り情報 by 興津川非出資漁業協同組合).

つりをまったくやらないあがたしですら知っているくらいだ.よほど釣り人の間では有名なのだろう.

あがたしにとって,興津川は,中学生のころよく遊びに行った清流である. そして川というものは,礫が川底を覆い,そして1,2m程度の水深なら余裕でその底の石ころがみえる,というものであった.

他の川ぞいの出身者ならまた違う感触を,川に対してもっているだろう.同じ川でも上下流で違うはずだ.

「ふるさとの川」が作り出す,それぞれの人の自然観の違い,それはとても興味深いものである.

ちなみに静岡県中部の人は,大河川というものは河口まで礫(石ころ)を運び出すものであると思い込んでいる.たぶん富山湾ぞいの人もそうじゃないかな? もちろんあがたし(母の実家は安倍川下流)も高校まではそうだと思っていた.

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2004.04.10

お七の燃える恋

(あがたし注:「情炎」改題)

昔よく通った道を久々にあるくと,懐かしさもひとしおである.

文京区西片,普通道分からないぞこんなところ,というマニアックな場所にあるフランス料理屋ルリスダンラヴァレ(といってもわが自然環境コースでは昨年ここで謝恩会が行われたらしいので,一躍研究室内では有名となった)の前をとおる道.  ところで当時このレストランがあったかどうか何も覚えていないんだけど,本当になかったのだろうか,それともまったくグルメに関心のなかったころのあがたしの目には電柱の看板は目に入っていなかったのだろうか?

さて,十字路を曲がって,新坂のS字をぐいっと下りる.自転車で通ったころには,この傾斜を上るときにはずいぶんと泣かされたものである.

この道をよく通っていたのは学部のころだ.もうこの前の申年よりも前なのだ. 途方も無い昔に感じる.

今度は曙坂の石段を登り,誠之小学校の前を通って,続いて胸突坂を下りる.ここは完全に谷壁斜面を降りきらない坂.斜面とちゅうをトラバースするように北に向かうと,小さなお寺の入口がある.

円乗寺,である.

知っている人は知っているだろう.八百屋お七の墓所,である.ここに来るのも,15年ぶりくらいか.

墓碑には妙連禅定尼という名前が刻んであった.傍らのノートには,お七に対する,訪問者のさまざまな想いが書き付けてある.

高畠華宵先生もお七を題材に一枚描いている.題して「情炎
弥生美術館蔵. 3/28まで展示されていた)

一応「代表作」ということになっている.が,少なくとも「典型」作ではない. 哀しく散ろうとしている狂気の女性の顔を,乱れた髪とともに情感丸出しで描いているのが華宵先生にしてはちょっと珍しい.

それにしてもこの絵,腕の曲がりが変だし足の流れも,こりゃ解剖学者が見たら眼をむくような代物.着物の線の乱れは,いったいなんなんだこの布は?と思わせる. 

が,しかし, これら全部が一枚の絵に収まると,まるで違和感がないから,本当に不思議である.まぁすべてはこの見事な表情描画によって許されるのだろうか,それとも実はすべて計算ずくなんだろうか.

ちなみにこの絵,女性からはけっこう評判が高かったりする.まぁこの絵が,というよりお七の生き方が,なのかもしれない.

それにしてもこんな女性に愛されてしまったらどうしよう…ってこれは余計な心配か(笑)

谷根千だけでなく,文京区にはいろいろ歩いて楽しい町並みがいろいろとあるものだ.

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2004.03.19

若い人たちよ,そして地中の神よ

先日確定申告で近くの税務署にいったとき,不思議なことに気づきました.

いや,それは,それを「不思議」と思ってしまうあがたしのこころのほうがおかしかった,てか時代に取り残されていたのかもしれません.

税務署に行列を作っていたのは,多くは年輩の方々.行列の中ではあがたしが最年少にちかかったでしょう.

で,気づいたのは,その年輩の皆さん,来ている服が実に華やか.男性も,です.そしてそれが実によく似合っている…ということです.

生成りのフリースにこげ茶色のズボンのあがたしが,なんと地味に見えたことか(しかも似合ってないかも(笑)).

昨年の日経ビジネスに,内実は華やかな高齢者のファッション・生活・趣味などの特集があり,潜在的奢侈マーケットとしての高齢者市場に焦点をあてていましたっけ.

=====

先日,東海道本線の特急「東海」に乗りました.自由席で余裕だと聞いていて,そしてそれはそのとおり空席が目立った(清水に列車が着いたとき,6号車に(静岡から)乗っていたひとは一名!)のですが,やがて途中の駅で何組かのグループが乗ってきました.これがまたきれいな服を着こなした高齢の方々. 漏れ伝えてくる会話を聞いていると,ジパング倶楽部に入っているようです.

「東海」といえばあがたしが子供のころは帰省の定番(そのころは家に車がなかった). 153系電車のおそろしく硬いクロスシートも,遠出できることに対する純粋な喜びの前では物の数ではなかったですね.

久々に通った丹那トンネル.工事中に活断層が動き,水抜き孔の先端が地中の「どこか」に行ってしまったという,いわば天ノ岩戸のようないわれのあるトンネルです(→資料from 博物紀行資料from 沼津高専地理学教室).ここ数年,そういえば東名で都夫良野トンネルを越えるか,箱根越えをするか,新幹線で新丹那トンネルを突破するかの二つしかしてなかったので,なんだか新鮮でした.

次の帰省が,いつどのような形になるかはわかりませんが,とりあえず頻度は増えそうです.

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2004.03.08

国の宝2題

奇妙な形の花頭窓,微妙に,しかしはっきりと波打った波型欄間,そしてその異様とも思える屋根のきつい反り.

円覚寺舎利殿(鎌倉)とならぶ代表的な唐様建築とされる,正福寺・千体地蔵堂(東京都東村山市).

東京にはかなり国宝が多いのですが,それは東京国立博物館所蔵のものや,前田育徳会尊経閣文庫大倉集古館静嘉堂文庫美術館(マイブーム国宝の一つ,曜変天目茶碗の次回公開は今年秋)・五島美術館のような私設博物館・資料館収蔵のものがほとんど(意外や意外,浅草寺山王日枝神社武蔵御嶽神社西新井大師にもあるけどね). つまり収蔵できる,いいかえれば持ち運びできるものがほとんどというわけです.

さて,この正福寺地蔵堂. 国宝です. それも,うってかわって建築物. 都内唯一の国宝建築物なのです (→「山さん」作の気合の入った資料をどうぞ).

昨日午後,今年初めてともいえる休みをとって(といっても午前と深夜は仕事していたけど…),以前から気になっていたこの建物に行ってみました.それにしても,東村山の駅を降りてもまるで標識がない.地図を見ながら適当にあるきます.住宅地や農地の間を抜ける道は,本当にこの奥に国宝があるのか?と思わせてくれます.

正福寺は,意外と大きな伽藍でした.地蔵堂は参道脇にありました. ちょっと見た目にはごく普通に見えるのですが,真正面にたつと,冒頭に記した不思議な雰囲気が迫ってきます.

一見妙なのだけど,でもなんだか全体が不調和の調和という感じの,微妙なバランスを感じさせます.どうということない住宅地の中の,隠れた名宝なのでしょう.

建立は1407年.応永年間です.堂内は見ることができませんが,長押に小さな木彫りの地蔵がたくさん置かれているとのこと. これは,願い事のある人が一体家に持って帰り,願いが叶うと一体追加して返してくるという,美しい風習があったからとのことです.

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正福寺からちょっと北に行くと,多摩湖から流れてくる川の谷底を利用した北山公園. 冬に行くと,田圃のような畑のような公園のような不思議なところです(実はシーズンにはおびただしい数の菖蒲がその美を競う). 現在は一部に,菜の花がきれいに咲きそろっていました.

さらに北に行くと,八国山緑地.ヘクタール規模で残っている雑木林の中に緩いトレイルがつけられています.せっかくだからと,西武園駅まで歩いてみました.

谷間を登る道の途中で振り返る. 冬枯れの雑木林は,なんと美しい眺めでしょう. 「あと1週間の命です」といわれたら来てみたくなるような,そんなところです(ほかはどこにしようかな…) これはこれで,国の宝というべきものでしょう.

お昼には雪が舞っていたのに,今ここは悲しいまでに青く透き通った空です.

さて,時間が来ました.僕は都会に戻らねばなりません. 床屋にいって短髪にし,研究室宿泊をより快適にするために枕を買わねばなりません.

いい日曜日でした.

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2004.02.22

世の中そんなに甘くない,いや甘い

谷中墓地のあたりが家賃安いと聞き,やっぱり谷根千地区に住みたくなってきた今日このごろ.

だいいち今の家(杉並区北部)にはあまり帰れていない生活.今年に入って家に帰ったのは,一昨日帰ったのが確か11回目か?

というわけで,思い切って近くに住んでしまおうと考えるのはごく自然なわけです.

不動産めぐり.当の谷中墓地近くの(週末は線香のニホヒでいっぱいになるらしい…)ごく安い物件に住んでいる知人に紹介された店に行ってみると,そんな物件(今は)ない,とのこと.ほかにいってもめぼしいものはなし.

うまく行かないものだ.でもこの周辺の「相場」はおおよそわかりました.谷中墓地近くの異常値をのぞけば,駐車場プラスワンルームor1DKアパートで,月¥100,000というところです.やはり高い…(ちなみに現在は¥90,000.これも充分高いけど).

完全に「物置」と化すべく6畳一間を借りるか,いっそ思い切って遠くに引っ越し,職場を生活の場にするか(ってもうしてるけど)?

まぁもうすこし粘り強く探してみましょう.あがたしは意外と(?)粘り腰.

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不動産めぐり・地域散歩の余禄として,パティシエ・イナムラ・ショウゾウに行ってきました.売り子さんの顔が活気に満ちており,「ここで働くのが本気で楽しい」という雰囲気を出していました.

チーズ系だと,イル・フロマージュ.肉まんなみの大きさです(なんとなくその白さも形も肉まんに見えてきた…) ただしあがたし好みのどっしり感というよりはふわふわ感のほう,もちろんそれも悪くないけど. ちなみに中にはベリーが入ってます.

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