国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が,2008-09年用ルールを公開.こちらです↓
http://www.ifsc-climbing.org/2008/IFCS_rules_2008_final.pdf
とりあえず,今年のメジャー変更点と称するファイルのうち,よく使う3~5章分を「超訳」してみました.
ただし,この文書は同じファイル名で内容が違う版がいくつか存在し(しばしば改訂されていた),あがたし自身は下訳を現行版とは異なる未公開(i.e.未完成)版で作成していたため,細かい点に齟齬が生じているかもしれません.
また,この文章はあがたしが属するいかなる団体についても,その公式声明と一致するとは限らないことにご注意ください.すべてはあがたしの個人的メモとして作成したものだとご理解くだされば幸いです.
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第三章 一般規則
3.3 ほか
安全基準に関しては"IFSC 基準(ENないし該当する国際基準)"を指すようにした.
3.4.1 and 3.4.4.a)
予選のオーダーは無作為に決めるように(再び)した.そのため,各選手がおおよそのスタート時刻を推定できるようにすることが必要になり,それに応じて予選スタートリストの準備方法を以下のように変更した:
・競技の4日前までにIFSCウェブサイトに選手名簿を公開する
・テクニカルミーティングにおいて,暫定スタートリストを公開する.
・最終版スタートリストは,予選ラウンドに先立つアイソレーションゾーンクローズの時点で作成する.選手をリストから削除したり加えたりする作業にあたっては,再び順番を無作為に入れ替えるということはしない.
3.4.4 c)
リード競技において予選を2ルートのフラッシュで行うという形式を導入した.このため,次の二つの場合における予選競技順の決定法を策定した:
1.一つのルートを全選手が競技順に従って登る形式のとき.これはCYS(大陸別ユース選手権;これまではヨーロッパユース選手権と呼んでいた)で行われてきた方法である.このときは一つのルートを競技順に登ったのち,二つめのルートを前半後半入れ替えて登る(あがたし:第一ルートを選手1,2,3...,19,20が登ったら,第二ルートを選手11,12,...20,1,2,3...10がそれぞれ順に登ります)
2.二つのルートが同時に登られる形式のとき.まずシードを適用したのちに選手を二つの組にわけ,ランダムに競技順を決定.一つのルートを追えた選手はもう一つのルートの競技順に加わる.(あがたし:3.4.4.cの内容を書きました)
3.4.4 d)
ボルダリングの準決勝競技順は予選順位の逆順とする(あがたし:2006年までのルールに戻した)
3.13.5
IFSCが公開するランキングに,CYSR(大陸別ユースランキング)を加えた
第四章 リード
4.1.7 二ルートフラッシュ形式の予選を導入したので,その形式における順位決定法を明記した.これはもともとEYSルールに書いてあったものを第四章に導入したものである.
4.5.1
クライミングタイムを固定し,予選6分,セミファイナル・ファイナルは8分とした.ただしJury PresidentはチーフセッターやIFSCデリゲイトの助言をうけてこれを変更することも可能である
4.5.2
オンサイトの場合は,個人オブザベーション時間(最大40秒)はクライミングタイムに含まれないようになった.たとえばファイナルの場合は選手は最大40秒間のオブザベーションに加えて,まるまる8分登れることになる(フラッシュの場合は異なる)
4.5.3
クライミングタイムの計測は選手が地面を離れたときに開始するようになった.
4.5.5 d)
規則からtechnical errorという文言をはずし,直接「Zクリップ」と書くようにした.
4.5.6
クリーニング間隔が20選手を超えないことを義務づけた
4.8.5
各選手が二ルートを登る予選の場合でも,必ずしもすべての選手が二つのルートを登らなくてもよい.片方のルートを登らなかった選手はその登らなかったほうのルートでは最下位のランクがつけられ,予選終了後に(あがたし:4.1.7の方式で)予選順位が付けられる.理論的には,片方で充分いい成績をとっていればこうしても予選通過は不可能ではない.
第五章 ボルダリング
予選ラウンド 準決勝 決勝
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ボルダー数 5 4 4
時間* 5分 6分 4分
(*)予選・準決勝の場合はローテーションピリオドの時間.決勝の場合は制限時間.なお,決勝の場合には時間切れの際アテンプト中だったらそのアテンプトだけは続行できる
5.1.5
準決勝が終わってから決勝が始まるまでの時間をすこし長くした.これは準決勝の競技順を変更した(あがたし:というか元にもどした)ために一部の選手の休憩時間が短くなってしまったことを補償するためである.
5.1.6
予選ラウンドのボルダー数は5とする
5.1.9
各ボルダーの「Jury」はひとりとする(あがたし:ここは5.1.9を読んでも意味がとりにくい.たぶんボルダーごとにひとりのジャッジという意味と思われるのだが,ひとりの「Jury」プラスひとりのアシスタントジャッジがダメだとは書いていないように思う)
5.2.3
ファイナルではボルダー数×2分の共通オブザベ時間が設けられる.ボルダー1に2分,つづいて全員がボルダー2に移動して・・・という手順.
5.3.1
ローテーションピリオドは,予選では5分とする(準決勝は6分)
5.3.4
ファイナルのローテーションピリオドは4分とする. ただし,この4分のタイムリミットが来る前に登り始めたアテンプトに関してだけは,いざ時間切れになった場合でも続行してよい.(あがたし:これは盛り上がるかも)
5.4.1
(あがたし:意味がとりにくかったのだけど次のような内容である可能性がもっとも高いと判断.どうでしょう?)
ボルダーの「完登」の条件については,最終ホールドを両手で制御する(あがたし:今年からはholdではなくcontrolと動詞が変わった)ということは変わりない.しかしジャッジの「OK」というコールが必要という点については,今回からはその間の関係を変更した.
新ルールでは,ジャッジが「OK」とコールすれば無条件に完登が認められる.これはジャッジがミスジャッジをおかした場合でもそうである. 2007年度ルールまでの文言では,正当に処理することができないようなアピールが届く可能性があったためである.
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