昨日の続き:やっと終了です.
暴風雨に閉じ込められたわれわれは翡翠原石館の内部をつぶさに見学したわけです.
#それにしても翡翠原石館のドメイン「hi-su-i.com」はものすごいなぁ

明るい吹き抜け(写真は再掲)を持つ一階に入ると,そこが受付.700円払って入ります.館の大きさに比べると高額に感じるかもしれませんが,内容はなかなかのもの(ちなみに,紅茶をサービスしてくれます).受付の人に自分はクライマーなのでヒスイ峡は行ったことがあると立ち話.

二階は明るい展示室.原石がごろごろしていて,コレクターの場となっているそうです.館の主らしき人がなにやら商談をやっていました.
一階から二階に上がる階段の脇には,翡翠を中心に鉱石を大量に使ったモザイク壁画もあります.壁画の題名は「奴奈川姫」.これを読める人はかなりの通?ぬなかわひめ,と読みます.日本を代表する翡翠産地糸魚川に残る伝説の主人公です.大国主命がわざわざプロポーズのためにやってきたというほどの知性と美貌の持ち主.
ぬな河の底なる玉 求めて得し玉かも
拾いて得し玉かも
あたらしき君が老ゆらく 惜しも
(万葉集より)
さて,後回しになりましたが一階の紹介です.

1階の吹き抜け部から続く廊下.敷石は当然全部翡翠原石です.写真左の黒いドアを入ると展示室です.面白いことに展示物にはすべて値札がついています.この館は工作所を併設してあり,ここで作ったものも売られているようです(商品の一部紹介).
妻と二人で「懐かしく」展示を見ておりました.なぜ懐かしいかというと,実は初デートが東京・上野の国立科学博物館,それも翡翠展見学だったからです(すでにマニアックさを発露し始めているような).そういえばあの日も雨だったような気がする・・・
この展示室は非常に暗かったので写真はなし.同館のWWWサイトの写真でお楽しみください.

さて,廊下の入り口の敷石が面白い.トラの図柄が現れた原石です.
もとは巨大な岩だったのを切断・整形する際に切り口に現れた模様だそうです.さて,その原石は結局何になったかといいますと・・・

お風呂です.
分厚い石で出来た浴槽.さすがに熱容量が大きいので,なんと最初から70度のお湯を入れるんだそうです.で,浴槽全体が温まる頃にはちょうどいい湯加減になっている,と.そうなると,簡単にはさめないですね.それにしても光熱費がかかるだろうなあ・・・と貧乏性にも考えてしまいました. ヒスイに打ち込んだ館のオーナーの執念を感じさせる代物でした.
なお,ヒスイ峡にも糸魚川の海岸にも,見てすぐ分かるほどのヒスイがごろごろしているわけではないそうです.海岸ではなんとダイビングしてヒスイを探す人もいるとのことでした.
ゆっくり見学し,紅茶をいただき(マニアックにミャンマー産かと思ったらさすがにそうではなかったらしい)一息ついたら,雨も上がりました.それにしても短く(そしておそらくは狭い範囲の)強い雨・風でした.この館に入らなかったら全身ずぶぬれは確定だったでしょう.
何度も行くところではないかもしれませんが,実に面白い館なのでありました.
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